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2010/02/02

映画「シャネル&ストラヴィンスキー」感想

「シャネル&ストラヴィンスキー」見てきました。
シャネル社全面協力の本作は伝記映画ではなく、歴史上のあの人達がもし恋に落ちたらというトンデモ話ですが、沢山出てくるドレス、装飾品、調度品が素晴らしく、主演の二人の裸体も綺麗で、それらを引き立てる照明使いが陰の美を見せてくれます。主演女優のアナ・ムグラリスが「悲しくてもエレガント」という言葉を体現していますし、別荘のインテリアが雑誌のグラビアみたいに綺麗で眼福でした。

ストーリーは「最愛の恋人の死、香りへの追求、そしてロシアの作曲家ストラヴィンスキーとの密愛・・・ シャネルの全盛期に誕生した伝説的香水と、その影に隠された宿命を描く真実のドラマ。」というものです。

偶然でしょうがシャネルがシャネルNo.5を嗅ぐシーンでふっと香水の香りが劇場内でしました!ひょっとして劇場のサービス演出なんでしょうか?もしそうなら心憎いサービスですね。

ただ人間関係をセリフで表現せずイメージショットで心象風景を描こうとしてるのは分かったけど、イマイチ伝わって来ません。第一「春の祭典」初演が1913年シャンゼリゼ劇場なのに、何故か1920年に出会ったとたん、別荘に呼び寄せ、恋に落ちるのが唐突です。まぁおフランス映画なので男女二人出ればドロドロ恋愛という形式美と思えばいいのかもしれませんが…。
ネタバレになりますが背徳行為を責める妻に、身を引くのも唐突。欲しい物は奪うという前半の性格設定からコロリと変化した理由がよく分かりません。自身も孤児だったから父親を子供に帰すべきと思ったのでしょうか?まぁ匿名でパトロンになるなんて(しかも自身が稼いだお金で!)格好いい大人の生き方ではありますね。

冒頭の劇場シーンの沢山の観客がそれぞれ贅をこらした服装で、1913年の初演の雰囲気がよくわかります。シャンゼリゼ劇場で私も訳分からない前衛っぽいモダンバレエを見た事があるので、当時あの劇場にいた観客の困惑が面白かったです。クラシックなバレエや音楽を期待してロシアバレエを見に来た観客には奇異に映った事でしょう。前知識なければあのバレエがどんなストーリーなのか全く分からないですよね~。
そうそう、ディアギレフがすっごいイメージどおりでした!(まぁ私のディアギレフイメージは山岸凉子のマンガによるものなんですけどね)

ストーリーはあまり伝わってこないかれど、衣装・装飾品・調度品・インテリアは華麗で、バレエシーンも面白いので当時の雰囲気を楽しみたい人にはぴったりです。


原題:Coco Chanel & Igor Stravinsky
監督:ヤン・クーネン
プロデューサー:クローディ・オサール、クリス・ボルツリ、ベロニカ・ツォナベント
原作・脚本:クリス・グリーンハルジュ
音楽:ガブリエル・ヤレド
製作国:2009年フランス映画
上映時間:1時間59分
配給:ヘキサゴン・ピクチャーズ
出演:マッツ・ミケルセン、アナ・ムグラリス
HP:http://www.chanel-movie.com/

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映画の感想 | Comments(4) | Trackback(3)
Comment
No title
ヤン・クーネンって『ドーベルマン』の人ですよね。
ちょっと意外。
絵はたしかに見ごたえありそうですね。
>toto さん
> ヤン・クーネンって『ドーベルマン』の人ですよね。

あ、そうなんですか~。他の作品は全く知らないのですが、森の梢、屋敷の暗い廊下を抜けドアを開けるとぱっと明るい室内、上からのライトで眼窩が黒く落ちくぼんでるダンサーなど、とっても綺麗な画面でした。こっそり入った寝室でシャネルの部屋着をそっと触るシーンなどシルク生地の手触りが伝わってきそうな映像でしたよ~。
お久しぶりです。
期待していなかったせいか、
結構好きな映画でしたe-440
ストラヴィンスキーの音楽を知る事ができて、
1つ教養が身に付いた・・・!気分です。

じっくり作り上げた映画は、
目でも十分楽しめますね。
TBさせてください。
>piccolo さん
私も気に入っちゃいましたよ!
あの情け無い性格がマッツさんにぴったりでした。
「しあわせな孤独」でも奥さんに殴られていましたが、女に腕力で負ける感じがこれほど似合う人もいないなぁ~と妙な感心をしてしまいました。
ストラヴィンスキーの音楽とあのバレエ初演の再現も目の保養でした。

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