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2010/01/05

映画「ヴィクトリア女王 世紀の愛」感想

「ヴィクトリア女王 世紀の愛」見ました。
衣装とセットは文句なしに素晴らしい出来ですが、演出と編集が悪いのか、山場もなく平坦で盛り上がりに欠け、予告篇以上のドラマも無く淡々と終わってしまいました。
せっかくエミリー・ブラント 、ルパート・フレンド、 ポール・ベタニー 、マーク・ストロングと旬の俳優を使って大好きなヴィクトリア時代を描いている作品なのに、すごくがっかりしました。
the_young_victoria01.jpg

18歳で女王に即位し、ビクトリア朝と呼ばれるイギリスの繁栄時代を築いたヴィクトリア女王の若き日々を描く伝記映画で、ストーリーは「1837年、ウィリアム王が病に倒れ、王位継承権を持つヴィクトリアは王室の権力争いに巻き込まれていた。従弟のアルバートも次期女王の夫の地位を狙う1人であったが、2人は激しい恋に落ち、結婚することになる。しかし、女王となったヴィクトリアには母親との確執や政治家との駆け引きなど、さまざまな困難が待ち受けていた。」というものです。

実母であるケント公爵夫人さえも野心家の愛人コンロイと共に娘を操ろうとする冒頭は「おぉ、どうなるんだ!」、政略結婚を企むベルギー国王が従弟のアルバートを送り込む前半でも権謀術数渦巻く王室外交が展開するかとワクワクしたのですが、盛り上がりはココまで。全編冒頭以上の権力争いも駆け引きも起こりません。
実在の人物を描いている割に乏しいエピソードが繰り返されるばかりで、人物に深みがなくてうすっぺら。まるで王侯貴族のお見合い用に4割り増し美人に描いた肖像画みたいに、どんな人物なのか、さっぱり内面が伝わってきません。
首相のメルバーン卿との思わせぶりな描写は、恋愛になるでもなく、女王の夫の座を狙っている野心でもなく、彼の目的は何だったのでしょうか。
実際のメルバーン卿は女王より40歳も年上だったのに、ポール・ベタニーをキャスティングしたのだから、恋愛要素ありで描く予定だったとしか思えないですけどねぇ…。
the_young_victoria04jpg.jpg

ヴィクトリアの中で二人の政治姿勢の比較はあっても、二人に対する恋愛感情の有無が描かれていないのでアルバート公を選んで結婚する選択が唐突な印象でした。ヴィクトリアがなかなかアルバートとくっつかなかったのが男性二人を恋愛感情で天秤にかけていたのか、あるいは女王という仕事と恋愛を天秤にかけていたのかはっきりしろって感じです。
そのわりに結婚後の軋轢はあっさり解決しちゃうし、一番の見せ場は既に予告で見ていて驚きもありません。この盛大ネタバレ予告篇は大失敗だと思います。

ちなみにこのメルバーン子爵ウィリアム・ラムはデヴォンシャー公爵夫人ジョージアナ(「ある公爵夫人の生涯」)の姪カロラインを妻としていましたが、彼女と詩人バイロン卿との不倫が醜聞となって離婚しているんですよね。かえってそっちを描いた映画の方が面白そうですね。
the_young_victoria02.jpg

でもセットと衣装は本当に素敵だし、ルパート・フレンドの王子様っぷりは目の保養です。アルバート公が両脇に犬を連れて登場するシーンなど、うっとりしちゃいました。史実ではヴィクトリアはハンサムなアルバート公に一目惚れしたそうですから、歴史的にも正しい見方ですよね!
ストーリーはあまり気にせず、ビクトリア時代の映像だけを楽しむと良いかもしれません。


原題:The Young Victoria
監督:ジャン=マルク・バレ
製作:マーティン・スコセッシ
脚本:ジュリアン・フェロウズ
上映時間 : 102分
配給:ギャガ
監督 : ジャン=マルク・ヴァレ
出演 : エミリー・ブラント 、 ルパート・フレンド 、 ミランダ・リチャードソン 、 ポール・ベタニー 、 ジム・ブロードベント
公式HP:  http://victoria.gaga.ne.jp/

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