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2009/11/30

映画「イングロリアス・バスターズ」感想

「イングロリアス・バスターズ」見てきました。

タランティーノらしいグロくて悪趣味な映画で、この監督作品を好きな人には堪らない映画だと思います。
沢山の登場人物が複雑に入り乱れ、二つの大きなストーリーが絡みつつラストになだれ込む展開はなかなか面白かったです。
またキャスティングが絶妙で、どの役者もとってもいい面構えで、役に嵌ってました。ナチ親衛隊ランダ大佐役クリストフ・ワルツも良いし、バスターズの面々であるイーライ・ロスやB・J・ノヴァック、ドイツ人射手のダニエル・ブリュールも嫌な好青年っぽさがとても良かったです。
作中で上映されるプロパガンダ映画が本気で作られていて、とてもいい出来なのが皮肉で面白かったです。

ストーリーは「1944年、ナチス占領下のパリ。ナチスに家族を殺された映画館主のショシャナは、ナチス高官が出席するプレミア上映会の夜、復讐を果たそうと計画を練る。一方、ナチス軍人を血祭りに上げてきたアルド・レイン中尉率いる連合軍の極秘部隊「イングロリアス・バスターズ」も、ヒトラー暗殺を企て映画館に潜入するが……。」というものです。

非常にエンタメとして楽しめる作品になってると思います。でもはっきり言って、あまり好きな映画じゃないです。

第一、話大きな柱である「バスターズ」があまり活躍しませんし、やってる事が残虐で、拍手喝采したい気持ちになりません。捕虜の人権について定めたジュネーブ条約が戦場で守られているとは思いませんが、いくらナチとはいえ、下っ端兵士は普通のドイツ市民や占領地域から徴兵された一般市民ですよね?

ナチに対する残忍な行為を正当化するためなのか、ナチの幹部を必要以上に滑稽に描きすぎてるのも、嫌な感じがしました。

監督のファンにとっては、地下酒場の三すくみの会話も魅力的なんでしょうが、私はだらだら長くて飽きました。また女優とナチ親衛隊ランダ大佐の顛末も、あの大佐の今までの行動からしたら唐突に思えました。

また二つの大きなストーリーは、最後は全然絡まず終わり物足らない感じがします。
しかし一番不快だったのは映画館を人殺しの道具にする事です。そこが最高にクールだろって監督は思っていそうですが、出入口に殺到する観客を見て単なる大量殺人としか見えませんでした。

タランティーノの低俗雑誌っぽい作りが楽しめる人には最高にクールで面白い作品でしょうが、私のように融通の利かない頭の固い人間には不向きでした。

タランティーノ好きか、「悪人は死刑!悪人に仕える人も全員死刑!」と言い切れるきっぱりした倫理感をお持ちの方におすすめです。





原題:Inglorious Bastards
監督・脚本:クエンティン・タランティーノ
製作:ローレンス・ベンダー、クエンティン・タランティーノ
製作総指揮:エリカ・スタインバーグ、ロイド・フィリップ、ボブ・ワインスタイン、ハーベイ・ワインスタイン
撮影:ロバート・リチャードソン
美術:デビッド・ワスコ
編集:サリー・メンケ
製作国:2009年アメリカ映画
上映時間:2時間32分
出演:ブラッド・ピット、メラニー・ロラン、クリストフ・ワルツ、イーライ・ロス、マイケル・ファスベンダー、ダイアン

・クルーガー、ダニエル・ブリュール
映画の感想

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