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2009/11/01

映画「パイレーツ・ロック」感想

映画「パイレーツ・ロック」見てきました。
海賊ラジオ局に敬意を表す目的で複数のアーティストが参加して制作したトリビュート・アルバムみたいな映画で、ブリティッシュロック好きな人・使われている音楽をよく知っている人には堪らない作品だと思います。
逆にあまり音楽を知らない私には、60年代の雰囲気は楽しめましたが、ストーリーは物足りなかったです。

パイレーツ・ロック オリジナル・サウンドトラックパイレーツ・ロック オリジナル・サウンドトラック
(2009/10/07)
ストーリーは「ビートルズやローリング・ストーンズが人気を博し、ブリティッシュ・ロックが全盛期を迎えた1966年のイギリス。領海外に停泊した船からロックを24時間流し続け、人々に熱狂的に支持された「海賊ラジオ局」を舞台に、ポップ・ミュージックに情熱と愛情を注ぐDJたちと、彼らとともに暮らす人々を描いた群像劇。」です。


音楽は素晴らしいです。詳細な曲の解説付きというサントラ買いたくなりました。
逆に言うとサントラのプロモーション映画だと思った方がぴったりかもしれません。

群像劇としては「ラブ・アクチュアリー」のような爽快なラストはなく、個性的な登場人物のエピソードが展開して終わり、メガヒット曲を集めた「コンピレーション・アルバム 」みたいに、まとまりがないストーリー展開でした。

これだけ面白いキャラが沢山登場しているし、せっかく「海賊ラジオ局と政府の攻防」なんて興味深い題材なのに、話の大半は下ネタ・DJ達の不純異性交遊や下らないゲーム描写に費やしてます。
もう少しロックに対する愛情や情熱を入れてあったら「一見バカばっかりやってるけど本当はロックを愛してる人達なのね!」とか、「ロックの反骨精神で海賊ラジオ局をやってるのね」となるのに、監督はそういう予定調和が嫌だったんでしょうか?

でも、海外のレアな音楽が聴けるのはラジオだけだった時代を知ってる人には懐かしく、知らない人にはむさぼるように音楽を聴く様子が新鮮に思えるでしょう。

海中に沈む大量のLPレコードは、ある時代の終わりを告げているように感じました。
舞台となってる1966年はまだまだLPレコードの時代ですが、70年代になるとテープレコーダーにラジオがついたラジカセが台頭し、音楽はラジオやレコードから手軽に複製できるようになっていきます。オリジナルのレコードしかなかった時代とは比較にならないほど現代では簡単に音楽が手に入るようになりました。
検索すればすぐに手に入る知識と同じように、音楽もまた情報化社会ではレアさという価値を失い、パワーを失ってしまったように思います。

劇中でフィリップ・シーモア・ホフマンが、自分の最高だった時代が終わってしまった事を語るシーンと合わせて、この二箇所はちょっぴり切ないシーンでした。

the_boat_that_rocked.jpg


ビル・ナイ、フィリップ・シーモア・ホフマン、ニック・フロスト、リス・エヴァンスは格好いいし、お洋服も可愛くてマネしたくなるキュートさです。
特に、無口なDJマーク役トム・ウィズダムが素敵でした。私もあのキメセリフを言われてみたいです。1973年生まれの36歳、今まではTV中心に活躍をし「300」アスティノス役で映画デビュー、「旅するジーンズと19歳の旅立ち 」にも出てたんですね~。
次回作は「恋人たちの街角」のダニエル・アダムズ監督作"The Lightkeepers"。
リチャード・ドレイファスとブライス・ダナー主演のコメディで、主演や監督名見る限り、よほどヒットしないと日本公開はなさそうですね。



原題:The Boat That Rocked
監督・脚本:リチャード・カーティス
音楽:ニック・エンジェル
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、ビル・ナイ、リス・エバンス、ケネス・ブラナー、ニック・フロスト、トム・スターリッジ、トム・ウィズダム
上映時間:2時間15分
公式HP: http://www.pirates-rock.jp/

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パイレーツ・ロック オリジナル・サウンドトラックパイレーツ・ロック オリジナル・サウンドトラック
(2009/10/07)
サントラジェフ・ベック


※普段はお安いUK版をおすすめする私ですが、本作は詳しい解説がついているらしい日本版が気になります。
11/1現在の価格では日本版¥3500、UK版¥1626(レーベル:Mercury )、と¥2805(レーベル:Universal )と価格差大きいですね。

曲名リスト

Disc1
1. ステイ・ウィズ・ミー(ダフィー)
2. オール・オブ・ザ・ナイト(ザ・キンクス)
3. エレノア(ザ・タートルズ)
4. ジュディのごまかし(ジョン・フレッド&ヒズ・プレイボーイ・バンド)
5. ダンシング・イン・ザ・ストリート(マーサ&ザ・ヴァンデラス)
6. 素敵じゃないか(ザ・ビーチ・ボーイズ)
7. ウー・ベイビー・ベイビー(スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ)
8. ジス・ガイ(ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラス)
9. クリムゾン&クローヴァー(トミー・ジェームス&ザ・ションデルズ)
10. ハイ・ホー・シルヴァー・ライニング(ジェフ・ベック)
11. 恋のマジック・アイ(ザ・フー)
12. ウィズ・ア・ガール・ライク・ユー(ザ・トロッグス)
13. あの娘のレター(ザ・ボックス・トップス)
14. アイム・アライヴ(ザ・ホリーズ)
15. イエスタデイ・マン(クリス・アンドリュース)
16. アイヴ・ビーン・ア・バッド・バッド・ボーイ(ポール・ジョーンズ)
17. サイレンス・イズ・ゴールデン(ザ・トレメローズ)
18. この世の果てまで(スキーター・デイヴィス)
Disc2
1. フライデー・オン・マイ・マインド(ジ・イージービーツ)
2. マイ・ジェネレイション(ザ・フー)
3. アイ・フィール・フリー(クリーム)
4. 風の中のマリー(ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス)
5. 青い影(プロコル・ハルム)
6. ジーズ・アームズ・オブ・マイン(オーティス・レディング)
7. クレオズ・ムード(ジュニア・ウォーカー&ジ・オール・スターズ)
8. 恋にご用心(ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームス)
9. シード・ラザー・ビー・ウィズ・ミー(ザ・タートルズ)
10. 98.6(ザ・バイスタンダーズ)
11. サニー・アフタヌーン(ザ・キンクス)
12. 父と子(キャット・スティーヴンス)
13. サテンの夜(Moody Blues)
14. この胸のときめきを(ダスティ・スプリングフィールド)
15. ステイ・ウィズ・ミー(ロレイン・エリソン)
16. ハング・オン・スルーピー(ザ・マッコイズ)
17. ジス・オールド・ハート・オブ・マイン(ジ・アイズレー・ブラザーズ)
18. レッツ・ダンス(デヴィッド・ボウイ)
映画の感想 | Comments(4) | Trackback(3)
Comment
Pirate Radio
Netflixで予約を入れたら、英語のタイトルがPirate Radioになっていました。英国でのタイトルがおっしゃっているように多分The Boat that Rockedなんでしょうね。まぁややこしい(笑)。

Phillip Seymour Hoffmanはなんだか"Almost Famous"の役柄を思い出させてくれました。

ポチ2
>LimeGreen さん
へぇ~?と思ってIMDb見てみたら各国で色んなタイトルになってました。
こうして見ると、面白いですね~。

Good Morning EnglandFrance
I Love Radio Rock Italy
Los piratas del rock Argentina
Merirosvoradio Finland
O Barco do Rock Portugal
Os Piratas do Rock Brazil (DVD title)
Piráti na vlnách Czech Republic
Pirate Radio USA (new title)
Pirates Rock Japan (English title)
Radio Encubierta Spain
Radio Rock Revolution Germany
Radio... kymata Greece (DVD title)
Rock en plo Greece
Rock'n Roll teknesi Turkey (Turkish title)
Rock'n'Roll brod Croatia
Rock'n'Roll pirati Slovenia
Rockhajó Hungary
Rok-volna Russia
Rokkivad raadiopiraadid Estonia
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No title
これだけ面白いキャラが沢山登場しているし、せっかく「海賊ラジオ局と政府の攻防」なんて興味深い題材なのに、話の大半は下ネタ・DJ達の不純異性交遊や下らないゲーム描写に費やしてます。
もう少しロックに対する愛情や情熱を入れてあったら「一見バカばっかりやってるけど本当はロックを愛してる人達なのね!」とか、「ロックの反骨精神で海賊ラジオ局をやってるのね」となるのに、監督はそういう予定調和が嫌だったんでしょうか?

→もしそんなシーンを作られたら、ウザったい!ロックって、あんなもんでしょ。それを感じ取れなかったんですね。あなたは。映画としてクリエイトすることもロックだったと思うけど。

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60年代のイギリスを舞台に24時間ロックとポップスを流し続ける海賊ラジオ局 とロックを規制しようとする政府当局の攻防を実在した海賊ラジオ局をモデル に映画化。1966年のイギリス。国営のBBCラジオはロックやポップスを1日で流す時間 を制限していた。若者をはじめ多..
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