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2009/10/27

『プレシャス(Precious: Based on the Novel Push by Sapphire)』原作「プッシュ (単行本)」 感想

2009年サンダンス映画祭でグランプリと観客賞を獲得し、昨年「スラム・ドッグ・ミリオネア」が受賞したことで注目を集めていたトロント映画祭でも観客賞をとり、今年のアカデミー賞有力作といわれている、『プレシャス:ベイスド・オン・ザ・ノベル・プッシュ・バイ・サファイア(Precious: Based on the Novel Push by Sapphire)』(原題)の原作「プッシュ」読みました。

普段本を読むのは自分以外の考え方や人生を疑似体験する事と思ってる私ですが、主人公プリシャスの人生は全く共感も理解もできず何が言いたいのか分からない小説でした。

プッシュプッシュ
(1998/02)
サファイアSapphire
ストーリーは「父親の二人目の子を妊娠し、母親にはいたぶられ続ける16歳のプリシャス。死んでいた彼女の感情を生き返らせたのは、レイン先生との出会いだった。酷い運命に傷つけられながらも、ひたむきに自由を求める少女の魂の軌跡。 」というものです。
「MARC」データベースより


人間心理に詳しく人生経験が豊富な人ならなるほどと思うストーリーかもしれませんが、お馬鹿な私には登場人物の思考回路が全く理解できず、不快なばかりで、何の魅力も感じられませんでした。
設定も多分自分には合わないんだと思いますが、日本語訳もあんまり良くないのか、どんなに読んでも登場人物が何を考えているのかその気持ちがすとんと胸に落ちてこないので全然心動かされません。

自分が授業分からないからと言って高校の授業を邪魔する主人公の行動にまずあきれ、お腹がすいたので食い逃げするのに驚き、罪悪感が全くないのも嫌でした。

それもこれも文字を読めず世界が狭いせいなのよ~という主張も、なんか違う気がしてもぞもぞします。
つまり文盲だと抽象的な思考ができず自己中心的な行動をしてしまうって事なのかなぁと思いつつ読みましたが、いまひとつ何が言いたいのかわかりません。
就学前の幼児がお金も払わずお店の商品を食べるような、自分の都合良い妄想が現実と思い込むような精神構造だって事でしょうか?文字が読めなくても17歳までずっと学校に行ってるのに、そこまで精神が未発達なんですかね?しかも文字が読めるようになったらあっという間に権利主張しちゃう始末です。
この主人公よりSF本に出てくる宇宙人の思考回路の方がずっと共感して理解できます。
第一、一人の人間に悲劇てんこもりすぎ、ぜんぶのせ状態です。

アフリカ系アメリカ人やスラム事情、あるいは虐待児童に詳しく心理学をやった人には面白いのかもしれません。私にはハードルが高すぎてさっぱり良さが分からない本でした。


おすすめ度:☆☆☆☆
プッシュ
著者 サファイア
単行本: 258ページ
出版社: 河出書房新社 (1998/02)
ISBN-10: 4309202969
ISBN-13: 978-4309202969
発売日: 1998/02


原作には全く共感出来なかったのですが、映像でみたら説得力があり面白いかもしれません。日本公開されるように、アメリカでのヒットやこれからの賞レースが楽しみです。



原題:Precious: Based on the Novel Push by Sapphire
監督:リー・ダニエルス
原作:「プッシュ」サファイアSapphire
出演:ガボリー・‘ギャビー’・シディベ、マライア・キャリー、レニー・クラヴィッツ、モニーク、ポーラ・パットン
公式HP: http://www.weareallprecious.com/
wiki(日本語)
上映時間:104分
サンセバスチャン国際映画祭2009 観客賞受賞
サンダンス映画祭2009審査員グランプリ受賞
サンダンス映画祭2009観客賞受賞
サンダンス映画祭2009パフォーマンス賞(モニーク)受賞
カンヌ国際映画祭2009 ある視点部門出品
トロント国際映画祭2009 観客賞受賞

関連記事:
”500 Days of Summer”と”Precious”の予告篇
トロント国際映画祭観客賞は『プレシャス!』 “Precious: Based on the Novel "Push" by Sapphire”

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映画の原作本 | Comments(2) | Trackback(2)
Comment
No title
なんだか、すごい内容のようですね。
これは実話かなにかなのでしょうか?
原作では私もついていけないと思われますが、気になりますね。
映画の方も激しく観てみたいです!

いつもながらlife on marsさんの情報網には感服いたします☆
>栄子さん
これはアメリカの詩人で歌手のサファイアによる小説です。
私はあまり好きではなかったのですが、アメリカの書評では「言葉の力に圧倒された」とか「逆境にめげない主人公に感動した」と絶賛されていました。

あとから書評を読んで「世間の人はそういう感想を持つのか」と、ちょっぴりめげてしまいました。
まぁ本や映画は合う合わないがあると割り切って、正直な感想書いております。

深い洞察ができる人がちゃんと読む違った感想を持てる本かもしれないです。

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