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2009/10/02

映画「あの日、欲望の大地で」感想

THE BURNING PLAIN「あの日、欲望の大地で」見てきました。安い女性雑誌の煽り文句みたいですが、「母でありながら女であった母」を持つ「娘でありながら母となった娘」の物語が、美しい風景のなか描かれ、とても見応えがありました。女優二人のヌードが喧伝されてますが、若い男性観客より少し年を重ねた女性が共感できる女性映画だと思います。


ストーリーは「シルヴィア(シャーリーズ・セロン)は、ポートランドの海辺にたたずむ高級レストランのマネージャーとして働いている。仕事場では有能な彼女だが、プライベートでは行きずりの相手との情事を繰り返していた。そんなある日、彼女の前にカルロス(ホセ・マリア・ヤスピク)というメキシコ人男性と、12歳の少女マリア(テッサ・イア)が現れ……。」という、愛ゆえに深い傷を抱える人が、もがき苦しみながらも再び愛によって希望を見いだして行く姿を描き出したドラマです。
THE BURNING PLAIN


時代と人物が交錯している為、最初は人物関係がさっぱり分からず、置いてけぼりをくらった感じがしますが、セロンの少女時代を演じるジェニファー・ローレンスにセロンの面影がありますし、セロンとベイシンガーもなんとなく似てて、このキャスティングは完璧です。でもあらかじめ人物関係把握したい人はチラシの人物関係図を読んでおきましょう。

この3世代の女性を演じる4人の女優が皆素晴らしい演技をしています。
セロンの追い詰められた表情やベイシンガーが胸の傷を見せる場面など、キャラクターの心情がよく伝わって来る繊細な演技でした。でもそれを上回るのがセロンの少女時代を演じたジェニファー・ローレンスです。癌に冒された母に変わって弟妹の面倒をみるしっかりものの姉らしい振る舞い、後半母を罰し母を取り戻したい気持ちで祈るようにつぶやくシーンとその後のおののくシーンの子供っぽさなど、大人でも子供でもない思春期の少女らしさを瑞々しく演じていました。
本作でヴェネチア国際映画祭(マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞))(2008年)を受賞していますが、これからも良い作品にどんどん出そうで個人的に大注目です。
THE BURNING PLAIN


「21グラム」や「バベル」の脚本家として知られるギジェルモ・アリアガの長編デビュー監督作ですが、演出もさりげなく自然でとても良かったです。
また冒頭では奔放な生活をするセロンに全く共感はできないのが、物語が進むにつれ物語のピースが嵌ってくると、登場人物達がそういう行動に走った心理は分かってくるという非常に練られた脚本でした。

音楽はダークナイトやライオン・キングのハンス・ジマーと、マーズ・ヴォルタのギタリストのオマー・ロドリゲス・ロペスです。特にメインテーマのギターが心に染みる旋律で切なさをいや増します。米アマゾンも見たのですが、サントラは出ていないようですね。この曲だけでも欲しいのですが、IMDbにも音楽リストが無く曲名がよくわかりません。残念です。

尚、予告は結構ネタバレなのでもし見に行く気があるなら見ない方がいいかもしれません。

Noguchi Coffee Table追記:映画見た時から気になってた、シルヴィアの自宅のコーヒーテーブルはイサム・ノグチのデザイン「ノグチテーブル」でした。日本で買うと20万円から3万円くらいまで様々あるようです。(価格.comに比較がありました。)
もとは1939年ニューヨーク近代美術館の館長A・コンガ・グッドイヤーの自邸のためにデザインされ、1948年にハーマン・ミラー社から“イサムノグチコーヒーテーブル”として発売されましたが、現在では意匠権が切れ各社からリプロダクション商品が出ています。

あんな刹那的な生活してるのにコーヒーテーブルはブランドものってどうなのよ??って少し疑問に思ってましたが、きっとリプロダクションの家具で数万円くらいだったのでしょうね!
テーブルの価格が分かってすっきりです。



原題:THE BURNING PLAIN
監督:ギジェルモ・アリアガ
撮影:ロバート・エルスウィット
音楽:ハンス・ジマー、オマー・ロドリゲス・ロペス
出演:シャーリーズ・セロン、キム・ベイシンガー、ジェニファー・ローレンス
上映時間: 106分
公式HP:http://yokubou-daichi.jp/

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Comment
同じPortlandでも
やっぱりオレゴンロケでしたね(笑)。

The Burning Plainはこちらで9月18日に公開されたようです。

ポチ
>LimeGreenさん
たまにはメイン州にも行ったら良いのにねぇ~(笑)
オレゴンは本当にロケ多いけれど、何か理由があるのでしょうか?天候?

The Burning Plainはアメリカでは21館で公開とかなり少ないですね。まぁ、日本も9館公開なので多くはないですが…。
そしてアメリカの評価はかなり厳しいようです。
NYポスト紙:4つ星中 1つ星半、 Yahoo Movie ユーザー・レビュー:B 、IMDb:6.9/10、ロッテントマト:27%、metacritic.com:45%などなど
日本では割と評判いいのに不思議です。やはりアメリカが舞台だから、評価が厳しくなるのでしょうか?
私も日本が舞台になってるバベルは、あまり好きではありません。あんな女子高生いないし。
No title
見ごたえのありそうなヒューマンドラマのようですね。
シャーリーズ・セロンの演技、好きなので見てみたいです。
>サイズ君 さん
シャーリーズ・セロンは綺麗なのにいつも体当たりで、女優魂のかたまりって感じがします。
この作品は全く前知識なく見たのですが、私は「バベル」より好きでした。

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