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2009/09/22

映画「ドゥームズデイ」感想

Doomsday「ドゥームズデイ 」見てきました。
以前英語予告を見ただけで前知識なく見ましたが、思ったよりグロかったです。結構予算掛かってて、「28日後」「マッドマックス2」など監督が好きな映画へのリスペクトが満載です。そのかわり人物の掘り下げなどは一切なく、世界観の論理的な説明もありません。次々と唐突に展開し、血が流れ、物をぶっ壊します。でも終末を迎えた世界がどうなっちゃうのだろうというのを映像として見せてくれて、音楽もファッションもパンクさが嵌ってますし、もう一つの世界もいかにもイギリスっぽくて楽しめました。SF的世界観やB級アクションが好きな人にはとても魅力的な映画でしょう。窓口で合い言葉「世界の終わり」を言うと2009年9月19日~9月23日は¥1000になります。お得な価格で頭をからっぽにして楽しめるダークなB級SF娯楽作でした。

ストーリーは「2035年、かつて人類を滅亡の危機に追い詰めた感染ウイルスが再び猛威を振るい始める。緊急対策を練る政府は、ウイルスに侵された街で奇跡的に生き延びている生存者の存在を知り、そこに抗ウイルス剤があると考え、そこに1人の女戦士を送り込む。」というものです。
Doomsday

原題のdoomsdayとは「 世界の終りの日、 最後の審判の日、判決の日」という意味です。
「28日後」「トゥモロー・ワールド」やらイギリスはこういう病原菌が発生して封鎖された世界を描くの好きですね。

全体にグロかったですが、オープニングから兵士達が無人のグラスゴーに行くまでは凄く良かったです。
ただ次第に色んな映画のつぎはぎっぽくなり、どっかで見たような展開が続き、あまりハラハラドキドキしませんでした。大仰に出てきた兵器や兵士達もあっさり画面から消えてしまいますし、詰め込みすぎで登場人物が多く、ドタバタした印象です。
設定は面白いし美術もお金掛かってるのに、脚本が全てをダメにしている感じでした。監督の原作・脚本らしいですが、プロにリライトお願いして、格好いいセリフを入れ物語に整合性を求めたら良かった気がします。

でもそれぞれのキャラのビジュアルは魅力的です。主人公シンクレア役ローナ・ミトラが強くてかなり鍛えてるのが分かりますし、マルコム・マクダウェルは絶望から頑固になってしまった人物にぴったりだし、80年代のノリのモヒカンリーダーのソルや顔に入れ墨の女戦士も格好いいし、もっと彼らの心情を堀下げるカットがあったら感情移入もできるのに勿体ないです。(キャラで不満なのは主人公の上司ネルソン長官が警察のTOPというより、うだつの上がらない中間管理職っぽい点くらいでした。)
Doomsday

パンク自体が失業者の増加などの社会問題から、若者たちの不満・怒り・反抗・暴力性が育んだムーブメントなので、こういう終末世界の無政府的なノリにはぴったりです。(逆にありがちというか目新しさはないですね。)でも顔に入れ墨のお姉さんが迫力あるボディで好みでしたので写真載せてみました。

ウィルスの蔓延の中で、その場のノリや目の前の利益に流される大衆というものを映像化していると深読みすれば、今の日本の状況と似てるので、深読み好きな人には好評かもしれません。不謹慎ですが、マスクをして見たら倍楽しめるでしょう。
また父親世代が先祖返りのような古典的な生活スタイルに戻るのと対比し、息子世代がパンクというのも安直すぎます。逆にあんな中に清潔で科学的に生きようとする集落があった方が面白いのになぁ~とかあらぬ事を考えてしまいました。
最後のカーチェイスシーンもお金が掛かってる割にあまりハラハラしないのも残念でした。

設定が2035年のわりにロンドンは現在と変わらない感じだし、あんなに牛が固まって居たら草も生えずやせ衰えてるはず、25年も閉鎖され補修されてない道路も橋も整備されカーチェイスに全く支障がない、どうやって油田から石油を精製しガソリンとして供給してるかなど突っ込みどころは沢山ありますが、お金をかけて終末世界を映像化してくれたことは良く伝わってきました。その映像だけでも¥1000の価値はあります。

映像だけは良かったので、クールなキメ台詞があといくつかあったら、「パニッシャー(2004年)」みたいに一部の人間に熱狂的に支持される映画になったんじゃないでしょうか?無理かしら、やっぱり?

最後にながれるKasabianカサビアンの「Club Foot」が映画の世界観にぴったりで良かったです。
1000円でお得に映画を見られるチャンスなので、連休お暇な方にお勧めします。


原題:Doomsday
監督・脚本:ニール・マーシャル
撮影:サム・マッカーディ
製作国:2008年アメリカ映画
上映時間:110分
出演:ローナ・ミトラ、マルコム・マクダウェル、ボブ・ホスキンス、アレクサンダー・シディグ
公式HP:http://www.doomsday.jp/

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映画の感想 | Comments(13) | Trackback(1)
Comment
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みたいです??
この映画、昨夜夜中のCMで、はじめて知りました。
みたいけど、みたいけど、
「ディセント」の監督なんですねぇ・・・。あう。
あれは、チープな地底人に、ずっこけた思い出が。
ふぉうさぎ、予告編に、つられまくりな気もします。

ローナ・ミトラは、「アンダーワールド・ビギンズ」でも、
女戦士を演じていましたね。かっこいい。
>ふぉうさぎ さん
この映画を他人にお勧めするのは、こういうのが好きだと思われるのも困るし、勇気が必要です(笑)。

好きな映画をまぜこぜして本作を作った監督は「あ~、楽しかった」と言ってそうですし、この手のB級好きには堪らない映画だと思います。
実際ありえなさすぎて、ツッコミ入れながら見たらメチャメチャ楽しいでしょうね。

代金も¥1000ですし、そういう意味では金返せ~という怒りも少なくて済むのは有り難いです。
No title
観たいけど最寄りでは上映してません。わざわざ観に行くかどうか…ちょっと悩みます。
ローナ・ミトラはアンダーワールド3でもキレのある動きしてました!でもアクションシーン少なかったから、この映画ではもっと観れるのかぁと思うととても観たくなってきました。
うっ、嬉し~!
こんばんは~★

日本で公開されると思ってなかったので嬉しいっす。
以外にlifeonmarsさんて守備範囲広いのですね。

こうゆうMADな作品ほど大画面で観るに限ります!
No title
最近感染ウイルス系の映画多いですね。 グロいって書いてあったから、興味があるけど、私には最後まで観ることができないかもi-229
doomsdayとは「 世界の終りの日、 最後の審判の日、判決の日」 勉強になりました。
事務連絡(笑)
記事と関連がないコメで申し訳ありませんが、先月Blu-Ray鑑賞したThe Soloistの感想を記事にしました。つきましては日記内で「映画『路上のソリスト感想』」の記事をリンクさせて戴きたく、よろしくお願いいたします。

もし不都合などありましたら、ご一報くださいませ。

しかし、この映画、「菌に冒されたマッドマックス」ですね、まさに。
>P さん
真面目に見たら怒り爆発でしょうが、B級映画、ゾンビものがお好きでしたら楽しめる作品かもしれません。
私もグロイ、映像しか取り柄無いと文句言いながら、ツッコミ入れつつ見てきました。もうこういうノリの映画なんだと思えばそれなりに楽しめます。

ローナ・ミトラは主人公ながらあまり印象に残らず、顔に入れ墨お姉さんのインパクトが強かったです。
>Benny さん
> こうゆうMADな作品ほど大画面で観るに限ります!

そうかもしれませんね~。セットには意外とお金掛かってそうでしたし、ロケもイギリスらしい場所が使われていました。
グロイ場面もあまり真面目じゃなく、そこはかとなく変なので、ちょっと引きつつも見る事ができました。突っ込みどころ満載という意味でも楽しめる作品でした。

>emiemi さん
私はグロや怖いのは苦手なのですが、この作品はグロイけどちょっと手抜きな感じのグロなので、どうにか見ても大丈夫でした。
真剣に怖がらせようとするホラーやグロさは怖くて駄目でしたが、最近はカムイ外伝などでも思いがけずグロにぶちあたりかなり免疫がついてきた気がします。
だんだん微グロや笑えるグロから免疫つけて行ったらどうでしょう?まぁ、そこまでして見なくてもイイと言われればそうなんですけどね~(笑)
>LimeGreenさん
>「菌に冒されたマッドマックス」ですね、まさに。

そう、そう、そんな感じです!良い意味で1本で「マッドマックス2」や「28日後」など色々な映画のエッセンスが楽しめる映画でした。


あ、なるほど。投資信託の会社かぁ~。それならCMのコンセプトにあってますね。
どうもありがとうございます。
まったくノーチェックの映画だったのですがこれ、ウィルスによってどうなるんでしょう?「28日後」ってことはいわゆるリビング・デッドものなんでしょうか?
予告を見てもそのへんいまいちよくわかりません…

昨日は「書き込み制限を受けています」というメッセージが出て書き込めなかったのですが今度は大丈夫かな?
>toto さん
全国34scr上映ですし、あまりCMもされて無かった作品ですね~。
私もたまたまいつもいく劇場でやってたので見ましたが、一度もチラシ見かけませんでした。
多分DVDになってからB級映画として愛されそうな気がします。

ゾンビ物のようでゾンビ物でなく、SF、近未来終末、アクション、パニックなど色んな要素が混じった映画でした。説明になってなくて済みません。

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