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2009/07/16

映画「ハリー・ポッターと謎のプリンス」感想

harry_potter「ハリー・ポッターと謎のプリンス」見てきました。
宿敵ヴォルデモート卿は出ませんし、ハリーの活躍も少ないですが、思春期の葛藤・恋・友情などが美しい映像で描かれ青春物としても楽しめる作品でした。
2001年の「賢者の石」から9年間同じキャストでつくられたシリーズ第6作。小さかったキャストの成長や映像技術の発達などストーリー以外の部分でも感慨深いものがありました。

ストーリーは「ヴォルデモートの闇の魔の手は人間界にも伸び始めた。最終決戦が迫っていることを予感するダンブルドア校長は、ハリーとともにヴォルデモートの守りをとく手がかりを見つけようと、かつて学生時代のトム・リドルを教えたこともあるホラス・スラグホーンを魔法薬学教授として学校に迎える。未来を救うカギを求め幼少期のヴォルデモート=トム・リドルの「過去」を探る。」というものです。

ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)ハリー・ポッターと謎のプリンス
ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)

(2006/05/17)
J. K. ローリング


最終章「死の秘宝」への序章のため、真の悪役は登場しない嵐の前の凪のようなストーリーですが、その分各キャラクターの恋愛模様や心の動きなどが丁寧に描かれています。

特にドラコ役のトム・フェルトンの悪に染まれない自分との葛藤、親からの期待に押しつぶされそうな不安感を繊細に演じていて、とっても良かったです。
またエマ・ワトソンが嫉妬したり、そんな自分をもてあます十代の女の子らしい心の動きを瑞々しく演じていて、「恋してるのね」っと見てて胸がきゅんとなりました。
ロンが惚れ薬でぼーっとしてる所やラベンダーの下品にならないコメディエンヌっぷりにはニヤニヤさせられました。

このシリーズの最大の特徴は9年間同じキャストでつくられたシリーズということだと思います。
そのため観客はキャラクターとキャストの成長をリアルタイムに体験しているのです。
第一作では魔法のわくわく感や不思議が一杯だった作風も、だんだんダークになり、恋をしたり裏切りを知り、大人になる過程を一歩ずつ進んでいるのを感じます。
作中で6年生になり身長も伸びた彼らの前を、6年前の自分たちのような背丈の新入生達が通り過ぎるシーンがさらりとはさまれ時の経過を描いています。
多分第一作でファンだった10歳の子供も今は18歳になり、あの時とは違った目で作品を見ているのではないでしょうか?

本作で初登場するホラス・スラグホーン先生は優秀な生徒が大好きで、ハリーやハーマイオニーなどを集めたスラグ・クラブを作ります。いわゆる「ひいき」をする先生です。
10歳の子供は大人に評価されひいきをされる自分が好きでしょう。でも18歳になった子供達は一人残されたロンの気持ちを考えると思います。
セリフで説明されませんが、そういった行間や機微を読んだり大人のやってる事は全て正しいわけではない事が自然と分かる作りになっていて、その辺も面白いな~と思いました。
逆に言えば成長するシリーズのため新たな10歳のファンを獲得できてるかは少し疑問です。

冒頭のミレニアム橋やデスイーターのスピード感は迫力満点で、前の方の席だったためちょっと酔いそうでしたが、大きなスクリーンで見て良かったと思える大迫力でした。
また双子が経営する悪戯用品専門店シーンは魔法のわくわく感や不思議が詰まった映像で、VFXの発達をしみじみと感じました。
クィディッチ・シーンも迫力あって、数年前だったらこれだけで物語のクライマックスになるくらいです。
洞窟、海と崖などの美術も凝っていますし、インクが水に溶けていく映像の美しさなど、動だけじゃなく静の部分も美しい映像がいっぱいでした。

ただ、エピソードが沢山詰め込まれていてぶち切りだったり、恋愛に関してもさっきまで別の人と付き合っていたのに乗り換えが早かったり、ジニーが重要な役なのに華がなかったり、「我が輩」だったり、タイトルが「謎のプリンス」のわりにその謎について語っていなかったり、終盤ボグワーツでの戦いがあっさりしたものだったり多少不満が残りました。
特に三人の友情ものなのだから最後のシーンはロンもハリーに話しかけて欲しかったです。

また宿敵ヴォルデモート卿の過去を描くというチラシの宣伝文句のわりにあまり過去は描かれてないですね。幼少期と少年期のトム・リドルを演じている子役も不気味な雰囲気醸し出していてとても良かったので、出番が少なくて残念です。原作未読なのでよく分かりませんが、そこを掘り下げるのは次回以降なんでしょうか?
多分チラシの「最終章に向けクライマックスがここから始まる」というとおり、次回作で色々解き明かされるのでしょう。最終章「ハリー・ポッターと死の秘宝」前編が2010年11月、後編が2011年8月に公開だそうですが待ち遠しいですね。
登場人物が多いので鑑賞前に前作「不死鳥の騎士団」を見て復習しておいた方が良いと思います。

お、ちょうど17日に地上波でやるので登場人物もばっちりさ~という人にお勧めです。




原題:Harry Potter and the Half-Blood Prince
監督:デビッド・イェーツ
原作:J・K・ローリングハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)
脚本:スティーブ・クローブズ
撮影:ブリュノ・デルボネル
美術:スチュアート・クレイグ
音楽:ニコラス・フーパー映画「ハリー・ポッターと謎のプリンス」オリジナル・サウンドトラック
上映時間:2時間34分
出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ジム・ブロードベント、ヘレナ・ボナム・カーター、ロビー・コルトレーン、マイケル・ガンボン、アラン・リックマン、マギー・スミス、トム・フェルトン、
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映画の感想 | Comments(4) | Trackback(12)
Comment
No title
lifeonmarsさんは原作は読んでるんでしょうか?
ぼくは原作を知らないのため細かいところが分からず回を追うごとにだんだんついて行けなくなってきました。
しかも4作目からは音楽がジョン・ウィリアムズじゃなくてあのテーマ曲が聞かれずけっこう盛り下がってしまったような記憶が(笑)
ちなみにアルフォンソ・キュアロンの3作目が雰囲気があって好きです。
>totoさん
原作読んでいませんので実は「不死鳥の騎士団」はさっぱり誰が誰やら分かりませんでした。(笑)
私も3作目が好きです。イギリスらしさは1~2作目に比べたらないけど、画面が格好良いですよね。
No title
こんにちは。
先日『謎のプリンス』観てきました。
原作未読な上「好きな俳優が出てるから観よう」だった私は次第にしんどくなってきましたが、
乗り掛かった船(?)なので2011年まで付き合うつもりです。

不気味少年トム・リドル役の小さい方が、レイフ・ファインズの甥っ子だそうですね。
レイフも『不死鳥~』で登場した時、鼻が無かったので事前にキャスト知らなかったら
彼とは気づかなかったでしょう。

シリウス=ゲイリー・オールドマン目当てに前回までは観ていたので、これから誰を拠り所に
見ればいいの?と思いつつ観た今回でした。
地味~な所でネビルにしようかな?ちょっとりーぽいし?(完全なる気の迷いです)
>湛 さん
あはは、私と一緒ですね~。もう、ここまで見たのだから最後まで見ないと…という気持ちで臨んでいます。

大人キャストは結構イギリスの有名俳優がごろごろ出ていて豪華なんですよね。その割に特殊メイクで顔が分からなかったり、台詞少なくて見せ場ないのがお気の毒です。

そうそう、トム・リドルの小さいほうは甥っ子らしいですね~。今後活躍しそうですよね。

ネビルは最近の写真見たらイケメンに育ってますので、いい目の付け所ですわ~。
逆に演技は良かったけどドラコがあんな風に育ったのは意外でした。子供の顔がどう育つかって本当に分からないものですね~。

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やや長いけど,見応えは大きくて満足!  
選ばれし者。
今週の平日休みは、 ハリポタ・シリーズの第6作目。 このシリーズは4作目から劇場鑑賞してるひらりん。 だんだん大きくなっちゃって・・・と、 誰もが出演者の成長を見守ってるシリーズだよね。
原題:HARRY POTTER & THE HALF-BLOODPRINCE いきなりネタばれーーーーー! ダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)、お疲れ様でした!レイフ・ファインズは??いよいよラストに近づいた。何と最終章はパート1と2があるそうです。2010年、2011年に公?...
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