--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告
2009/07/01

「タイムトラベラーズ・ワイフ」原作・きみがぼくを見つけた日感想

The Time Traver's Wife全米2009年8月14日公開予定の映画「タイムトラベラーズ・ワイフ」の原作「タイムトラベラーズ・ワイフ(改題:きみがぼくを見つけた日) 読みました。
SFっぽい設定ですが、運命で結びつけられた恋人同士のロマンチックな恋愛話で、運命的な恋に憧れる女性向けの内容でした。
私には合わない内容でしたが、文章や展開は巧みでロマンチック好きな女性には受けるストーリーだと思います。

きみがぼくを見つけた日 上巻 (ランダムハウス講談社文庫)きみがぼくを見つけた日 上巻 (ランダムハウス講談社文庫)
きみがぼくを見つけた日 下巻 (ランダムハウス講談社文庫)
タイムトラベラーズ・ワイフ改題
オードリー・ニッフェネガー著
羽田 詩津子訳
ストーリーは「初めての出会いはクレア6歳、ヘンリー36歳。未来から来たヘンリーが、突然クレアの前に姿を現わしたのだ。当然、驚いたクレアだったが、以来、彼がたびたび時空を超えてやってくるのを心待ちにするようになる。だが、18歳になったころ、彼はぱったりと姿を見せなくなり…。」という全米を感動させた純愛小説です。


もうタイトルでネタバレしていますが、タイムトラベラーのヘンリーが将来の妻クレアの所に現れるというストーリーで、このネタバレタイトル拙いだろと気づいたのか文庫本になった際には「きみがぼくを見つけた日」になってますが遅いですよね。ただ文庫の表紙はとっても可愛くて素晴らしいです。

で、この33歳位~43歳ヘンリーがクレア6歳~18歳の元に13年間152回も現れて遊んだり勉強を見てあげたりするのですが、将来の妻という目で見ているのが私には気持ち悪くて受け付けられませんでした。
光源氏に垣間見られ誘拐され理想の女性に育てられる紫の上みたいで気色悪いです。
親の立場だったら自分の6歳の娘が36歳男と裏庭で遊んでたら、いくら将来の夫でも嫌ですよね。
以下激しくネタバレなので白文字です。

もうその先も気持ち悪い展開がてんこ盛りで、クレア15歳~16歳の時、40代のヘンリーが性衝動を我慢してたり、18歳のクレアが41歳のヘンリーと初体験したり読んでてげんなりしました。
これ男女逆にして考えたらその気持ち悪さよく分かると思いますが、6歳の男の子の所に36歳の妻が来て勉強教えたり遊んだりして、男が18歳になったら初体験する話だったら鳥肌ものです。(あ、そんな邦画がこんど封切りされますね…。子供時代にしか現れないから気持ち悪くないけど。)
だいたい(タイムトラベルで)留守がちな41歳夫が18歳の女とやって帰ってきたら33歳妻が嫉妬しないのが不思議です。たとえ相手が過去の自分でも私だったら拗ねます。「私の人生で最高の日(はぁと)」って喜んでるクレアの心理がよく分かりません。(ちなみにこの夫婦本来は8歳差です。タイムトラベルのせいで年齢差がぐちゃぐちゃになってますが…)
ヘンリーは普通の人生を生きる為に未来の自分から過去の自分にアドバイスはしないと言いつつ、未来情報使い株や宝くじで儲けるのもずるいし、クレアと出会ったとたん前カノを24時間以内に捨てるのも嫌な感じです。君とは運命の恋だから、君に会うまで他の女と寝てただけという28歳男と付き合ってた前カノ29歳が気の毒でなりませんでした。
だいたい数年付き合った29歳女から20歳女に乗り換える場合、もっと注意払うべきですよね。

思うにこれをロマンチックと思えるのは運命の恋に憧れる30代までの未婚女性でしょう。薹が立った私には理解不能な展開でした。作者は男性かと思っていたら、意外にも41歳の女性で驚きました。
考えたら源氏物語作者も女性の紫式部ですが、平安時代は天皇に嫁ぐのは女性の一番の出世だし、最後紫の上は出家を望んだりその苦悩と心理を理解できるんですけど、クレアの心理は全く理解不能です。

生きてるとああすれば良かった、こうしたら違ったのにと思うことがあります。今の自分なら過去の難局も切り抜けられるのに、今の自分が過去のあの場所にいればきっと違った結果になり現在は幸せになれたんじゃないだろうか?そういう事が普通の人間には一杯あるのに、ヘンリーがタイムトラベルで全て解決するので、ヘンリーとクレアにとっては非常に都合良くストーリーが展開するのもモヤモヤしました。

下巻はタイムトラベルという障害のため試練に曝される二人ですが、タイムトラベル故の試練じゃないし、それで苦しんでる夫婦も実際一杯います。
だいたいとってつけたようにタイムトラベルを遺伝病の一種としているのに、ヘンリーが誰から遺伝したかという問題には一切触れず終いで、じゃぁどうして遺伝病だって判ったのか全く不明です。子供時代に発病してるんだから、ヘンリーの親が何の対処もせず、遺伝病なのに自分をもうけた親との軋轢がないのは変だと思います。
SFだったら絶対その辺を書いてる部分はまるで無視です。
一応、タイムトラベルをコントロールできないヘンリーを色んな時代につなぎ止めるのは愛するクレアの存在だという設定はあるんですが、気色悪い展開のせいであまり感動的な設定に思えません。
逆に全編サービスシーンというかいちゃつく描写が多くてげんなりしました。ハーレクイン小説だって1冊に2~3回くらいですよね。いくら夫婦でもいちゃつき過ぎだと思います。

というわけで、SFとしては展開がかったるいし長すぎますが、文章や構成は非常に巧みなので、ロマンチックなラブストーリー・運命で結びつけられた恋人同士の純愛小説としてロマンス好きな層には(多分)受ける内容だと思います。

おすすめ度:★★★☆☆
きみがぼくを見つけた日 上巻 (ランダムハウス講談社文庫)
きみがぼくを見つけた日 下巻 (ランダムハウス講談社文庫)
タイムトラベラーズ・ワイフ改題
オードリー・ニッフェネガー著
羽田 詩津子訳
税込価格:上巻 \924 (本体 : \880) 下巻¥ 893(本体:\850)
出版 : ランダムハウス講談社


全米では製作のニューライン・シネマを吸収合併したワーナーの配給で2009年8月14日公開です。
映画予告もイチャイチャしすぎであまり内容がなさそうな気がします。(って、この予告しか見てないのに判断してごめん。)


原題:The Time Traver's Wife
監督:ロベルト・シュヴェンケ(フライトプラン)
脚本:ブルース・ジョエル・ルービン(ディープ・インパクト、ゴースト ニューヨークの幻)
原作:オードリー・ニッフェネガー
出演:レイチェル・マクアダムス、エリック・バナ、ロン・リビングストン
公式HP:http://www.thetimetravelerswifemovie.com/

関連記事:
映画「きみがぼくを見つけた日」感想
映画の原作本カテゴリの他の記事
エリック・バナ出演映画「スター・トレック」感想
レイチェル・マクアダムス出演映画「消されたヘッドライン」感想
レイチェル・マクアダムス出演、ロバート・ダウニーjr.主演「シャーロック・ホームズ」の予告編

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
映画の原作本 | Comments(18) | Trackback(8)
Comment
今から楽しみ
おお、「タイム・トラベラーズ・ワイフ」が映画化されましたか。
図書館や草原でのふたりの邂逅の場面、思いだしました。
タイムトラベルものにある出会いと別れの切なさが好きです。
確かにこの本では話が切れぎれに進むせいか、感動や切なさが少なく、
失望した記憶があります。でもこの映画絶対見てみたい。情報ありがとう。
タイムトラベルもの、いいですね。
映画だと「ある日どこかで」「時をかける少女」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
小説だと「エリアンダー・Mの犯罪」「夏への扉(The door into summer)」(笑)。
No title
うゎっ!6歳と36歳ってロリロリなんですけど(>_<)
本を読んだり、映画を見たりしたら、ロリではない純愛なのかもしれないけど、年の差の設定だけで、かなり引いちゃいました(^_^;)
No title
『バタフライ・エフェクト』のが面白い感じですね。
あれも能力が遺伝する設定でした。

レイチェルが可愛いので彼女めあてで観たいなぁと思いました。エリック・バナは最近パッとしないですね。スタートレックでもなんか目立たなかったですし。
>エリアンダー さん
おおっ、小説のタイトルからハンドルネームをつけていらしたのですね!
リッキィやピートじゃないので何かな~っと思ってました。今度「エリアンダー・Mの犯罪」も読んでみます。
映画だとその三本も良いですね~。「バタフライ・エフェクト」「恋はデジャ・ブ」あたりも面白いし、タイムトラベルものは良作多いですよね。
>サイズ君さん
私はどうしても年齢設定がひっかかって全然楽しめなかったのですが、ほかの書評を読むとロマンチックな純愛物語として感動を呼んでるようです。
変な先入観を呼ぶ紹介記事になっちゃったかもって気がして申し訳ないです…。
でもやっぱり私には受け付けられない設定でした。
>P さん
エリック・バナは「トロイ」や「ミュンヘン」の後はなんだかぱっとしない作品多いですね。
ほんと、せっかく作品は良かった「スター・トレック」では目立ちませんでしたし、どうしちゃったんでしょう。もったいないですよね。

レイチェルは公開済みの「消されたヘッドライン」の他、ロバート・ダウニー・Jr.との「シャーロック・ホームズ」が09年末公開予定ですし、今年はスクリーンでもいっぱい見られそうですね!
No title
白文字のところは読まないようにしましたがかなり気色悪いですね(笑)

タイムトラベルものは、現実的にあり得ないタイムトラベルという夢と現実との狭間になんか切なさがあっていいのかもしれませんね。
ちょっと違うけど「バンデットQ」なんかもぼくは好きです。
>totoさん
「バンデットQ」良いですよね!
あれを見ると最後は「オライナエ~オライナエ~♪」と一緒に歌いたくなります。
一時方向性を見失って迷走してた(?)テリー・ギリアムですが、次回作「パルナッサス博士の想像力」も楽しみです。
No title
SF読みの男性で、あれ?SFっぽいのに原作見た憶えがないな?
と映画名と原作で検索かけてたどりつきました。
お話そのものの視点からすると「好きになった物を追いかける少女の話」
だと思うので、それが「男が女をコンとロールしてる話」と捉えるのは
おもしろいなぁと思いました。ふむ。
>とおりすがり さん
> お話そのものの視点からすると「好きになった物を追いかける少女の話」

あ~、なるほど。そう捉えると素敵な恋物語になるんですね…。
No title
今日、たまたまこの映画を見たんですが、映画としては悪くない出来だと思います。でも、思い返して見ると、結局はこの記事と似たような感想を抱きました。
奥さんが都合のいい女すぎるので原作は男性なのかと思っていたんですが、女性作家なんですね。
一緒に見た女性も単純に感動したと言っていたので、そんなもんなのかな…。
>「ぬょぅι゛ょ好き」ではありません さん
原作は上巻1冊使ってクレアの子供時代を描写してるので、何歳のときアレしたコレしたというのが多くげんなりしました。
映画では6歳と18歳だけチラリと出ただけのあっさり描写になってて、随分マシになってると思いました。

>奥さんが都合のいい女すぎるので原作は男性なのかと思っていた
作者が男性っぽいと思ったのは私だけじゃなかったんですね~。
普通女性作家は女性描写が厳しく、男性は理想的に書く人が多いのですが、この作家は逆。珍しいですよね。
僕のブログも同じタイトルです。
僕も死ぬまでには、純愛とは何かを余計な知性に汚されないところで理解してみたいと思います。
自分の理解を小説に出来る人って羨ましいですね。
僕にもすばらしい表現力が欲しい!
>MIDJOYTAKさん
いらっしゃいませ
こんにちは

こちらは原作の感想なので、かなりボロクソに書いております(笑)
世間的には素敵なラブストーリーとして大人気な原作小説なんですが、私はヒロインより年上なものですからつい保護者的な立場で読んでしまい、かなり気持ち悪く感じてしまいました。
別に年の差恋愛話は嫌いじゃないし、むしろ「シェリ」や「僕の美しい人だから」、映画「ハロルドとモード/少年は虹を渡る」も大好きだし。
生々しい事をどう書くかの差で、好き嫌いが分かれてるだけかもしれません(笑)

映画の感想も別記事で書いていますので、よろしければごらん下さい。
http://lifeonmarslove.blog59.fc2.com/blog-entry-416.html
No title
あなたは、恋愛を知らない。
>ぷーすけさん
そうですか
じゃぁ手とり足取り実地で教えて下さいv-411
お待ちしております
No title
原作は読んでないし感想を見る限り悪そうだけど、映画はかなりよかったです。といっても18歳より前のシーンを見逃して見た感想ですが笑
> No titleさん
私も原作は納得できない部分がありましたが、映画は良いと思いました。
何よりR・マクアダムスが可愛くて魅力的でした。
ただエリック・バナがなぁ~。トロイやミュンヘンではあんなに素敵だったのに、最近作品に恵まれてないのが気の毒です。

管理者のみに表示
Trackback
タイムスリップものが好きな私!としては、見逃せないこの一作(笑) 原作も有名らしい(オードリー・ニッフェネガー) スタッフをみると、ブロデュースになんと「ベンジャミン・バトン」主演のブラピが入っている。 「ベンジャミン・バトン」は当blogとしては鑑賞したもの...
タイムトラベラーの男性と彼を理解し愛し続ける女性の物語です。
『ゴースト/ニューヨークの幻』の脚本家・ブルース・ジョエル・ルービンの最新作として注目の作品。主演は最近では『消されたヘッドライン』が記憶に新しいレイチェル・マクアダムスと『スター・トレック』、『ブーリン家の姉妹』のエリック・バナ。監督のロベルト・シュ...
私の彼はいま、6歳の私に会いに行っています。 【関連記事】 きみがぼくを見つけた日 壁紙1 きみがぼくを見つけた日 壁紙2 きみがぼ...
☆本日は公休で、映画鑑賞に適していたのだが、昼間は忙しく、夜も「ビューティー・コロシアム」を21時まで見てしまい、その後、急いで<ワーナーマイカル・村山ミュー>のレイトショーに駆け込んだ。  お客さんは、私と、どこぞのカップルだけだった^^;    ◇...
&nbsp; &nbsp; □作品オフィシャルサイト 「きみがぼくを見つけた日」□監督 ロベルト・シュベンケ□脚本 ブルース・ジョエル・ルービン □キャスト レイチェル・マクアダムス、エリック・バナ、アーリス・ハワード、ロン・リビングストン、スティーブン・トボロウ...
管理人の承認後に表示されます
管理人の承認後に表示されます

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。