--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告
2009/06/24

彫刻家イサム・ノグチの母を描く映画「レオニー」香川でロケ

彫刻家イサム・ノグチの母レオニー・ギルモアの生涯を描く日米合作映画「レオニー」(松井久子監督)の香川ロケのニュースが四国新聞に載っていました。
イサム・ノグチが日系人とは知っていましたが、父が英米で詩人として人気を得た日本人だった事や、婚外子だった事などはこのニュースで初めてしりました。

イサム・ノグチの父・野口米次郎は1893年(明治26)年、17歳で単身渡米、放浪生活のあと英語で詩を書き、英米文壇にセンセーションを巻き起こしました。
在米中に知り合ったアメリカ人女性レオニーが身ごもると、1904年(明治37年)に帰国、慶応大学の英文学の教授になり別の女性と家庭を持ちます。帰国後も英文著作を多く書き、日本文学・文化を西欧に紹介、日本語による著作では西欧文学・文化を日本へ紹介し、「国際詩人」「東西両洋の懸け橋」として活躍しました。当時、「日本人でノーベル文学賞を受ける人があるとすればヨネ・ノグチだ」と言われていたそうです。
1906年レオニーと2歳になったイサム・ノグチが来日しますが、米次郎は一切会うことをせず野口の姓を名乗ることを固く禁じ、以後も会いに来ないよう厳命しました。米次郎との関係は短期間に終わりました。
1918年、13歳のイサムがアメリカに帰国、二年後1920年にレオニーと娘のエールズ・ギルモア(イサムの異父妹、1912年生まれ)が帰国しています。

そして1947年(昭和22年)7月、73歳の米次郎は妻子に子供の存在を告白、後を頼み亡くなります。米次郎の墓は、イサム・ノグチの設計だそうです。

もう、ここだけ聞いたら野口米次郎って女性をもて遊んだ酷い男としか思えません。
1904年にはワシントンポスト紙の記者エセルと婚約し日本に呼び寄せるつもりだったり二股男ですよね…。
レオニー・ギルモア可愛そう過ぎ。イサム・ノグチも太平洋戦争中は強制収容所に入ったり色々苦労したはずなのに死に瀕した米次郎に遭おうとしてるんですよね。なんだか理解不能です。

yon noguchiまぁ明治時代なので、家名や戦争や世間体など米次郎にも色々あったんでしょう。写真見たら結構格好いいし、モテモテだったのかもしれません。
そういえば森鴎外も追ってきたドイツ人女性を追い返してますね。明治時代留学先で恋した日本人男性は多かったと思いますが、それを貫き通せた人は少なかったのかもしれません。多分映画ではそのあたりやレオニーの運命を受け入れた芯の強い生き方が描かれていくのでしょう。

映画のレオニー役はエミリー・モーティマー、米次郎役は中村獅童です。
エミリー・モーティマーは「Dearフランキー」でも夫のDVから逃げるためフランキーと転々としながら暮らしている母親役でした。あれも子供思いの母親役で、見る度泣いてしまう良い映画です。

明治から昭和にかけて女性が仕事を持つことも困難だった時代に、シングルマザーとして生き、世界的彫刻家イサム・ノグチを育てた母の物語 「レオニー」。どんな映画になるか楽しみですね。

2009年4月にアメリカでクランクインし、6月に香川、明治村とロケし、7月には札幌モエレ沼公園でロケの予定とのこと。マイレオニーという応援サイトも色々情報満載です。

レオニー・ギルモアLéonie Gilmour(1872-1933)の生涯について詳しく知りたい方は英文ですが(wiki)へどうぞ

Leonie
監督:松井久子(『ユキエ』『折り梅』)
出演:エミリー・モーティマー、中村獅童、クリスティーナ・ヘンドリックス、原田美枝子、ジャン・ミリガン、吉行和子、柏原崇、中村雅俊、竹下景子
IMDb http://www.imdb.com/title/tt1426328/




イサム・ノグチ〈上〉―宿命の越境者 (講談社文庫)
Casa BRUTUS特別編集 イサム・ノグチ伝説 (Magazine House mook)



にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
映画の紹介 | Comments(6) | Trackback(1)
Comment
No title
イサム・ノグチにこんなエピソードが・・・。
レオニー・ギルモアの人生も興味が湧きました。
なにぃ? レオニー役はエミリー・モーティマーですと?
私も「Dear フランキー」以来のモーティマー・ファンなのです。
はかなげな中にしっかりとした女性を演じていました。
「マッチ・ポイント」ではあまりパっとしませんでしたが。
>elleanderさん
イサム・ノグチというと、ぼんぼりのような照明のイメージが強いのですが、こんな生い立ちとはびっくりしました。

エミリー・モーティマー良いですよね~!あのほんわかしてるようでしっかりした母親役が印象的でした。
「マッチポイント」見てたのに、全然気づかなかったです。
この秋公開予定のレオナルド・ディカプリオ主演「シャッターアイランド」にも出演してるそうなので、公開楽しみです。
こんばんは
>「シャッターアイランド」にも出演してるそうなので

あっ、そうなんですか。lifeonmarsさんの書かれた「シャッターアイランド」の
キャストには出てませんでしたね。
でもパトリシア・クラークソンが出てますね。
「エイプリルの七面鳥」の母親役を観て以来、好きな女優です。
>elleander さん
あら、本当だ~。追記しておきますね。テヘヘ

パトリシア・クラークソンはIMDbにも役名が書いて無かったです。名前が出るとネタバレな役なのでしょうか?どんな役なんでしょう?
エミリー・モーティマーはベン・キングスレーに続いて4番目に載ってるのでかなり重要な役でしょう。楽しみで堪りませんわ~。
映画を観ました。
初めまして、検索から飛んできました。
今日観てきました。
なかなか地味にでも深く出来た作品だったと思います。
レオニー・ギルモアのことを知りたかったのですが英文は無理です。
小泉八雲の奥様との交流などがとても興味深かったです。
>PEACH さん
いらっしゃいませ、こんばんは。

私も見ました。確かに派手さはないけどしみじみとした映画でした。
エミリー・モーティマーがとても良かったです。

あと中村雅俊や原田美枝子、柏原崇らの英語が思ったより巧くてびっくりしました。

原案となったドウス昌代著『イサム・ノグチ 宿命の越境者』も面白いのでおすすめです。

管理者のみに表示
Trackback
管理人の承認後に表示されます

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。