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2009/06/13

映画「レスラー」感想

レスラー見てきました。評判どおり俳優ミッキー・ロークの人生がオーバーラップして主人公ランディの不器用な生き方に泣けました。
非常に悲哀に満ちたストーリーが、ドキュメンタリータッチの画面で淡々と語れていきますが、老いや孤独・そして人間の生き方について考えさせられる映画でした。

The Wrestler


ストーリーは「人気レスラーだったランディも、今ではスーパーでアルバイトをしながらかろうじてプロレスを続けている。そんなある日、長年に渡るステロイド使用がたたり心臓発作を起こしてしまい「命が惜しければリングには立つな」と医者に忠告されるが……。」というものです。

今は金も家族も名声もなくトレーラーハウスに住みつつ、平日はバイト週末は小さなプロレスの試合をする毎日。
このバイトやトレーラーハウスで近所の子供と遊んでるランディが丹念に描かれ、非常に身につまされました。
The Wrestler


そんな彼にも容赦なく老いが訪れ、引退を決意し、仕事に就き疎遠にしていた娘との修復をはかり恋人を見つけ人生の再出発をはかろうとします。
人は誰も失敗した過去から学ぶものですが、学んだからといって未来をよりよく変えられるかというと現実はそう甘くない。結局人は変わらないものなんだな~というのが非常に切なかったです。

The Wrestler


誰もが幸福になるために生きていますが、このランディというレスラーの「幸せ」は結局リングにしかありません。
プロレスの仲間がファミリーで、ファンの待っているリングがホーム、そういう生き方しか出来ないし本人もそれを選ぶ。このあたりは女が止めても男は行く昔のヤクザ映画と同じで、非常に男性的なラストでした。

The Wrestler


この映画はなんと言ってもミッキー・ロークという俳優の波乱万丈の人生が下敷きとなって、深みが出ている作品です。監督のダーレン・アロノフスキーが、主演ミッキー・ロークにこだわったせいで予算も削られたそうですが、ニコラス・ケイジじゃこの味わいはでなかったと思います。
ランディが若いレスラーにアドバイスする場面を見て、「俺のようにはなるな」とマット・デイモンがロークからアドバイスもらった話を思い出しました。

流血苦手な私にはちょっときつい場面もありましたが、有刺鉄線やステープラーでショーアップするプロレスの裏側がよく描かれていると思いました。
老眼鏡、補聴器、公衆電話という小物使いや、スプリングスティーン、ガンズ・アンド・ローゼス、スコーピオンズといった80年代の音楽も良かったです。

主要出演者はランディ・娘・ヒロインの3人なのに娘やヒロインの心理描写が少なくて、急に会場に行く気になった心理がちょっと分かりにくかったですね。
男の気持ちは女には分からないように、女の気持ちは男には分からないという演出なのでしょうか?

プロレスファンや男性向けの映画だと思います。


原題:The Wrestler
監督:ダーレン・アロノフスキー
脚本:ロバート・シーゲル
美術:ティム・グライムス
撮影:マリス・アルベルチ
音楽:クリント・マンセル
出演:ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エバン・レイチェル・ウッド
上映時間:1時間49分
公式サイト:http://www.wrestler.jp/

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映画の感想 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
No title
考えてみるとプロレス映画ってあまりないですよね。
カリフォルニアドールスぐらいしか今は思いつかないです。
でもわたしはボクシング映画は死ぬほど好きなので
きっとこの映画もはまると思います。
lifeonmarsさん、見るのも書くのもはやーい!
>penpen さん
そう言われれば少ないですね。
邦画ですが「ガチ☆ボーイ」は大学のプロレス研究会が舞台のとっても良い映画です。もう何度見ても泣きます。よろしければ是非どうぞ~。

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