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2009/06/11

映画「劔岳 点の記」感想

劔岳点の記
「劔岳 点の記」見てきました。映像は美しく、撮影は大変だっただろう思わせる映像がいっぱいあり自然の美しさを堪能しました。
最近の邦画がTVドラマのスピンオフや安易なアイドル集合映画ばかりな風潮に対し、きちんとした物を作りたいというスタッフの情熱は感じました。
でもドラマ部分が淡々としすぎで、登山や測量に全く興味の無い私にはあまり面白い映画ではありませんでした。

実話を元に書かれた新田次郎『劔岳 点の記』が原作で「明治40年、日本地図を完成させるために、未踏峰の劔岳山頂を目指す測量手と山の案内人の情熱と尊厳を描いた」作品です。
CGや空撮を使わずすべて実写にこだわった作品で、監督は「八甲田山」「復活の日」「火宅の人」などのカメラマンとして名高い木村大作です。

自然は本当に美しく俳優陣も熱演してるんですが、全くドラマが盛り上がりません。
ハイ、ここから盛り上げますよ~という感じでクラシック音楽が入るのも昔のNHKの再現ドキュメンタリーみたいだし、脚本や演出も大昔学校で見せられた教育映画のようでした。

ドラマチックな実話なのに、どうしてこんなに淡々として盛り上がらない作りにしたのか不思議です。
後半の雪山の構図が高い山の上からのとすぐそばからの2種類が交互に繰り返されるメリハリない編集なので、ドラマの主役が自然なのか人間なのか分からなくなってきます。
足場の悪い山での撮影のみですから普通のドラマのような自在なアングルは無理なのは分かりますが、そのせいで人間ドラマが希薄になっては本末転倒です。

また周りがずっと白い雪山で、地理を知らない私には里からどのくらい登った山中にいるのか、地理上どの辺りにいるのかさっぱり分かりませんでした。

ある程度山や地理の知識があると楽しめる作品かもしれません。

山登りが趣味の人、測量士さん、真夏の暑さを雪山を見て涼みたい方と、宮崎あおいがとっても魅力的に撮られて可愛かったのであおいファンの人におすすめします。

監督・撮影:木村大作
原作:新田次郎
脚本:木村大作、菊池淳夫、宮村敏正
美術:福澤勝広、若松孝市
編集:板垣恵一
音楽:池辺晋一郎
出演:浅野忠信、香川照之、松田龍平、モロ師岡、螢雪次朗、仁科貴、蟹江一平、仲村トオル、宮崎あおい
上映時間:2時間19分

劔岳についてはwikiに詳しく載っています。
最後に発見されたアレはその後75年間柴崎家にあったというのも面白いですね。昭和34年に国の重要文化財に指定され、現在は富山県立山博物館に展示されています。

劒岳―点の記 (文春文庫 (に1-34))劒岳―点の記 (文春文庫 (に1-34))
(2006/01)
新田 次郎

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映画の感想 | Comments(17) | Trackback(2)
Comment
No title
おぉ!見に行かれたのですね!
富山が舞台なので、富山ではそこら中でPRしてますよ!地味ですが(^_^;)
近くにも撮影に来ていたそうで、知らなかったオイラ家族は「行きたかった~」とジタンダしたものです。
見に行っていたら、エキストラ出演出来たらしいです。

ストーリーは地味なんだよね。
測量自体地味だし・・・だから、ストーリーはおいといて・・・

友達のダンナ、仕事で撮影現場に行ったそう。
「香川さんが、メチャクチャ良い人だった!」って。
感想、そこかい(^_^;)って思いました。
こんにちは
この撮影、CGなど一切使わなかった分、過酷だったらしいです。
TVで香川照行さんが、何度か死ぬかと思ったと言っていました。

一年ほど前に「日本の名山 剣岳」の紹介のとき、頂上の
古くなった(あるいは正式な三角点じゃなかった)三角点の柱石を
取りかえる場面がありました。
地元のボランティア高校生が交代で60kgもある重い柱石を背負って
運んで無事設置していました。
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
>サイズ君 さん
おぉ、富山は地元ですね!
風景はとっても綺麗でした。夕焼けの空、雪の山、川のせせらぎ、山の緑、どれも本当に色鮮やかでした。
ストーリーが地味・・・、そうなんですよね。せっかくいいお話なのにもったいないです。
香川さんは画面から見てもいい人そうです。
>elleander さん
そんなに過酷だったんですね・・・。映像はその甲斐あって素晴らしい美しさでした。
その苦労の跡が見えるだけにもったいないです。

ボランティアで60kgの重さの物を運ぶなんてなんて凄いんでしょう!でも1907年から100年以上も新しい三角点が設けられなかったというのは、いかに厳しい任務だったかというのが伺えます。
そういうのに参加した高校生の皆さんも良い思い出になるでしょうね~。
木蓮です。
こんにちは。お久しぶりです。
木蓮改めmizuhofrです。お分かりになりますでしょうか。

ドラマ部分が淡々としすぎているというのも考えものですね。
この前「父と暮らせば」のリヨンの上映に行ってきましたが、こちらもドラマが淡々としすぎているかなという感じがしました。この内容の映画ならもっといいものが他にあるなというのが正直な印象でした。
>mizuhofr さん
木蓮さん改めmizuhofrさん、こんばんは!

お元気そうで安心しました。またお逢いできて嬉しいです。

「父と暮らせば」は深夜TVでやってたのですが、途中で寝てしまいました。きっともっと本数見たらあの良さが分かるのだと思うのですが、今の私には淡々映画は合わなかったです。
良いところもいっぱいあるし、好きな人にはたまらない映画だとは思うのですが、何事も向き不向きがあるなぁと淡々映画を見る度思う今日この頃です。
初めまして
宮崎あおいファンなので、見に行くべきか迷っているところです。
「父と暮らせば」はTVで見ましたが、映画館には行かないでよかった…と思いました。
いい映画なのでしょうが地味で退屈というか。
「劔岳 点の記」もそうなのかな~。測量とか興味ないですし(-_-;)
見に行くとしたら何も期待せずに行ってみようと思います。
>tokiwaU・x・U さん
そうですね~、期待せずに見たら意外と良いかもしれません。
景色は文句なく綺麗ですし、大きなスクリーンで見たら、その雄大さに感激されると思います。
キャスト・スタッフの苦労はよく分かる映像なので、レディースデイなどにご覧になると良いかもしれません。
No title
はじめまして。大の新田次郎ファンで、特に『劒岳・点の記』は、昨年10月から公開を楽しみにしていました。でも、鑑賞して、正直がっかりでした。原作が素晴らしいだけに、その落差はまさしく剱岳の山頂からふもとまで滑落した気分です。確かに、映像は素晴らしい。200日を超える撮影期間。敬服しました。でもそれだけ。あれほど素晴らしかった原作の味が少しも出ていない。まったく薄っぺらなヒューマニズムしか感じられない映画でした。一言で述べれば、「監督になりきれなかったカメラマンの撮った映画」ですね。
>案山子 さん
特に原作ファンだと色々気になる点も多くがっかりなさった事でしょう。
私も原作も映画鑑賞後読みましたが本当にもったいないと思いました。
せっかく綺麗な風景が撮れているのですから、あと少し人間ドラマを演出するだけでぐんと面白くなったのに残念でたまりません。CGを使わない事にこだわり過ぎたのが裏目に出た気がします。
No title
点の記」見てきました。
剣に登っていくのですが、映画を見ている私にはどのあたりを登っているのかがまったくわからなくていきなりすごい雪の中を登っていたり、次の日と思われるのにまったく何もなく続いていたり、正直わけがわからない映画でした。最後のほうにはナレーションが入ってましたが、もっと最初から説明のようなナレーションがほしかったですね。さすが写真家のとった映画という気がしました。写真そのものを重視しているような感じがしました。たとえば別山からとか剣御前からとかいってもそれが全体のどのあたりなのかというようなことです。口で言っているだけなので映画を見ているほうはそれはどこなの?って感じです。役者さんをすごくかっこよく撮ってましたが、その向こうにある山がぼけているし、あれではどこの山なのか、そこらの山なのかわかりません。
>kiki さん
あぁ、そうなんです!
地元の人や山に詳しい人には一目瞭然なのかもしれませんが、他地方の人間にはさっぱり地理や位置、高さが分からないんですよね。
多少説明臭くても地図などで指し示してくれたらなぁ~と私も思いました。
もしあれば「そんな所にいるのか、じゃぁ大変だな」「○月なのに山ではそんな気候なんだ!」と苦労が忍ばれて感情移入しやすくなりますよね。
映像綺麗だし役者さんも頑張ってるのにもったいなかったです。
No title
宮崎さん見たさに、初日と本日、2回見ました。確かに山の映像は綺麗ですが、何回見ても熊がCGに見えて仕方ない。本来、原作の本では明治を代表する測量士夫妻のドラマ的要素も多いのです。この映画では、最初と最後に、宮崎さんの類まれな演技力を存分に生かしてますが、原作と比較すると全然足りません。(例としてお守りに、葉津よの名前を書けないで、葉津よが泣きながらお守り袋を縫う場面がカットされている)
まあ木村監督は山を撮りたかったんだから仕方ないかもしれませんけど。とにかく、あおいさんの透き通った、優しく包み込むような暖かい声と表情、健気に夫を信じ帰りを待ちながら涙を流して歌うシーンは、あの若さで芸暦19年の凄さを感じました。ひとつ言えるのは木村監督のキャスト選びは見事だと言う事。(篤姫、少年メリケンサックの合間に3日間で撮影するところが凄い)
>あおいファンさん
本当にこの映画の見所は美しい風景と宮崎あおいです。
出演時間は短いけれど、かわいくて魅力的。
確かに木村監督のキャスティングはみんな良いですね。
いい題材だし綺麗な画面なのに脚本が追いついてなくて残念でした。
宮崎あおいは天才女優!!
今夜もレイトショウで2回目見てきました。白髪の夫婦が多いこと...私も同世代ですが。12日間で102万人が見ると言う近年に無い大ヒット。映画は脚本も大事ですが、見る人の心を弾き付ける俳優の表情、セリフ、BGMが一番大事だと思ってます。芳太郎「ひとは何をしたかではなく、何のためにしたかが大事なんだ。そうだよな葉津よ。」このあとあおいちゃんのセリフが「芳太郎さん、あなたがどんなことになろうと葉津よは、いつでもあなたの味方です。」この後、笑顔に一筋の涙を浮かべ...これ以上は、ネタバレすぎなので止めておきます。映画館で、宮崎さんの素晴らしい演技をご覧になってください。
>あおい依存症 さん
中高年層に受けてヒットしているようですね。若者より素材の善し悪しが分かるのでしょう。
私は味付けも良い方が好きなのですが、素材の大事さがよく分かる映画でした。

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「劔岳 点の記 」★★★☆ 浅野忠信 、香川照之 、松田龍平 、宮崎あおい 、仲村トオル 主演 木村大作 監督、140分、2008年                               ★映画のブログ★                         ...
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