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2009/05/22

映画「消されたヘッドライン」感想

STATE OF PLAY

「消されたヘッドライン」見てきました。原作のBBCドラマが6時間なのを2時間にコンパクトにまとめ、わかりやすい社会派ミステリーになってました。
その分キャラクターの掘り下げが少なく、ドラマ大好きだった私からすると物足りない作品でした。
(以下、ドラマファン、ジョン・シムファンなのですごく点数辛めの感想です。)

原作は昨年NHKでも放送されたイギリスBBC製作のTVドラマ「ステート・オブ・プレイ~陰謀の構図~」
舞台をアメリカに置き換え、ドラッグ中毒の黒人少年射殺事件と国会議員のスタッフが出勤途中の地下鉄で死んだ一見関連のない2つの事件を繋げる国家的陰謀を嗅ぎ取った新聞記者が、真相をめぐって巨大権力と繰り広げる熾烈な駆け引きとその真実の行方をスリリングに描く作品です。

まず良かった点は、元のドラマの枝葉の部分を大胆に切り取り非常にわかりやすいサスペンスものになっているところ。
BBCドラマの特徴なのか45分話を広げ、最後の10分で急転直下解決するパターン×6話と、解りにくい物語だったのをすっきり簡素化してありました。
ドラマでは魅力的なキャラが活躍し彼らが真相を追いかける課程を丹念に描いていたのを、映画ではラッセル・クロウがあっさり突き止めて行きます。
その分レイチェル・マクアダムス演じるデラ・フライがブログ担当の新米から一人前の新聞記者になる課程をしっかり描いてしました。この二人の恋愛を挟まない先輩後輩の関係はなかなか良かったです。
編集長もドラマのビル・ナイの方が親子・親会社の葛藤があって好きでしたが、ヘレン・ミレンも売り上げでキリキリ舞している編集長を好演してました。

後半は、同じ服装なのである1日の残り8時間とか4時間だとは思いますが、今が何時なのか時間経過がわかりにくかったですね。最初の事件から曜日や時刻をはっきり出し、輪転機のタイムリミットのハラハラ感をもっと出しても良いと思います。

そのほかいくつか設定がおかしいのが気になりました。
今のアメリカで麻薬売人が一人死んだくらいで敏腕社会部記者が現場に行ったり、記事になるのでしょうか?(あれは銃が規制されているイギリスだから記者が注目する事件になってたのではないでしょうか?)
また警察が新聞記者以下の捜査能力なのが不思議です。警察がきちんと捜査しれてば記者より先にフォイに行き着くはずです。
またベン・アフレックとラッセル・クロウが大学の同級生なのはどうしても無理があります。
やはり最初の企画通り、ブラッド・ピットとエドワード・ノートンで見たかったです。

時間の制約で、カルとスティーヴンの友情があまり描かれていないし、アンとの恋愛沙汰もなくなってましたが、それは我慢できる範囲でした。
ただ、期待していたジェイソン・ベイトマン演じるドミニク・フォイが普通すぎてつまらなかったです。もっと見た目からゲイゲイしいのが良かったのに、これもアメリカが舞台だと仕方ないのでしょうか?
あと新聞社の弁護士はインド系のイケメンでビシッっとスーツきてなきゃ嫌だとかキャラクターには不満がいっぱいです。
カル・マカフリー、BBCドラマではすっきり細身のジョン・シムが演じていました。ヒッピーっぽいラッセルではイメージが違いすぎると思ってましたが、見た目もむさ苦しいし部屋やデスクも散らかし放題の全然違うキャラになってますね。映画のカルはこういう人物だと思えば、気になりませんでした。
(ラッセル・クロウがアメリカン・ギャングスターやワールド・オブ・ライズの時よりさらに太って、腰回りはジョン・シムの二倍はあると思います。)
ただ、最後にカルの涙は絶対必要だと思ってたのでそれが無くて残念でした。

TVドラマを見ていなかったらオチを知らないのでそれなりに楽しめるサスペンスだと思いますが、大きなスクリーンで見るべきシーンはありません。DVDで十分な映画だと思います。


消されたヘッドライン
原題:STATE OF PLAY
監督:ケヴィン・マクドナルド
上映時間:127分
出演: ラッセル・クロウ、ベン・アフレック、レイチェル・マクアダムス、ヘレン・ミレン、ジェイソン・ベイトマン、ロビン・ライト・ペン
公式: http://www.kesareta.jp/

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出演:ジョン・シム、デービッド・モリッシー、ケリー・マクドナルド、ポリー・ウォーカー、ビル・ナイ、ジェームズ・マカヴォイ、マーク・ウォーレン、フィリップ・グレニスター
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映画の感想 | Comments(6) | Trackback(2)
Comment
社会はミステリィ~って面白いですよね。
でも二回見ないと良くわからないことが多いです(´艸`*)
>ママ美 さん
私も重要な台詞をよく見逃して「えっ?今何言った?」となっちゃいます。
困りますよね~
ドラマ「ステート・オブ・プレイ」、撮り溜めたDVDの山に埋もれたまんまです・・・(>_<)
でも、これを読んだら見たくなりました。
週末にでも、見てみよう~♪

しかし、ラッセル・クロウ、かなり来てますよね(^_^;)
顔も演技も悪くないと思うが、お腹で損してるような・・・
「グラディエーター」ぐらいに戻るのは無理なのでしょうか?
>サイズ君 さん
DVD出てないので放送録画しててラッキーでしたね!是非お楽しみください。
良くも悪くもイギリスっぽいですよ~。

ラッセル・クロウはグラディエーターはかっこいいけど、最近のはみ~んな太りすぎです。しかも「役作りで太った」と言い訳するのがいじましくて嫌です。「すまん、太った」と堂々としてろと言いたいです。
でも今撮影中の「ロビンフッド」でやっと痩せたようですよ。
消されたヘッドラインの邦題
なぜ、邦題は『消されたヘッドライン』になったのですか?何が『消された』のですか?
邦題を決めたのは誰ですか?

面白くて5回見ました。
何度も見ると、監督の意図や時間内で納めるための苦労がわかります…。
MTさん
邦題は配給会社が決めてると思いますが、本当に突っ込みどころでした。
映画の中じゃぜんぜん消されてなくて、「差し替えられたヘッドライン」ですよね。語呂が悪いですが・・・。

> 面白くて5回見ました。
> 何度も見ると、監督の意図や時間内で納めるための苦労がわかります…。

MTさんのツボに嵌ったんですね~。たしかにあの内容をよく2時間にまとめてますよね。
私はドラマを先に見ていたせいか、ダイジェストにしか思えずちょっとがっかりしました。
映画化知ってドラマ見て映画を楽しみにしてただけに残念でした。

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