--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告
2009/04/22

映画「スラムドッグ$ミリオネア」感想

スラムドッグ
「スラムドッグ$ミリオネア」見てきました!

さすがアカデミー賞8冠の名に恥じない素晴らしい作品で、見終わると幸せな気分になれる爽やかな映画でした。映像も編集も音楽も良いし、ユーモアーもあり、ホロリとさせつつインドの厳しい現実も見せ、しかもラブストーリーとしてもちゃんと胸がキュンとなる場面もあり、最後はインド映画(正確にはイギリス映画)らしくダンスで締められていて、終わった瞬間拍手したくなるくらい良かったです。

GWの映画は「グラン・トリノ」一択と言いましたが、こっちも良いので二択というか、気が早いけどこの二つが今年の1位2位の作品になりそうです。

ストーリーは『インド・ムンバイのスラム街出身で無学の青年ジャマールが、TV番組「クイズ$ミリオネア」で最終問題までたどり着き、一夜にして億万長者となるチャンスをつかむが、不正を疑われてしまう。』というもので、スラム育ちの青年ジャマールの運命と過酷な半生と恋を描いた作品です。

飛行場内で遊ぶ子供のランニングシャツにタイトル「Slumdog Millionaire」が書かれている冒頭から、最後のD:It is writtenのDがDirector Danny Boyleになる最後までスタイリッシュな構図が満載です。

映像がスピーディで迫力があり、スラムの子供達のパワフルで生き生きとした暮らしぶりがよく伝わって来ますし、俯瞰や地面すれすれからの仰ぎ見る構図・スローモーションなど、実際の動きをより力強く疾走感溢れる映像にしている演出が素晴らしいです。

次に編集。この映画はジャマール青年の「これまでの人生回想シーン」「クイズ番組出演シーン」「尋問シーン」という3つが混じり合ってるのですが、そのつなぎ方が非常に上手い。

拷問とクイズショーで名前を聞かれるシーンを繋げるところから、観客にも「彼がなぜ捕まってるのか?なぜ答えを知っていたのか?」を知りたくさせ、ぐいぐいとストーリーに引き込ませています。

しっかりキャラクターが書き分けられている脚本ですが、それぞれの俳優が本当に良い演技をしていてそれぞれキャラの生まれた階層やその暮らしぶりが画面から見えてきます。

クイズショーの司会者は胡散臭いし、警官は空威張り野郎だし、警部は冒頭は嫌な奴だけど正義感のある人だし、兄貴は小ずるいが弟思いの部分もあり、何よりジャマールが真っ直ぐで一心にラティカを思っているのが伝わって来ます。主演3人は大人・少年少女・子供と各3人俳優が演じてますが、みな良い表情と演技で物語を引っ張っています。特に主演のデヴ・パテルとフリーダ・ピントが瑞々しくて綺麗で良かったですね。今後の活躍が楽しみです。
(フリーダ・ピントは ウディ・アレン監督作品、デヴ・パテルはM・ナイト・シャマラン監督の“The Last Airbender”に出演が決まっています。アカデミー賞とった次回作がシャマラン作品とはチャレンジャーすぎるぞ、デヴ・パテル・・・。デビュー作イギリスのTVドラマ”Skins”もチャレンジャーな作品だったといえばそうなんですが・・・)

物語が進むにつれ、インドが抱える貧困や宗教、格差、差別、犯罪などの社会問題がどんどん目に入ってきたり、IT大国としての顔や経済的にも急成長している場面など様々な面が見えるのも面白いです。地元の人から見たらまだまだ手ぬるく間違ってる部分もあるかも知れませんが、世界の人に今のインドを知らしめた点は評価されているんじゃないでしょうか?本やTVだけじゃ分らないインドを垣間見る事が出来ます。

そして音楽がインドが舞台だという説得感をもたせて、パワフルで元気な作品に仕上げています。
もう、最後のダンスシーンはDVD出たら一緒に踊っちゃうよ~と今から楽しみです。

これを都合良く話が進みすぎるとか運が良すぎると批判する事も可能ですが、こういうストレートで力強く希望に溢れた映画って最近見てなかったので、そこが良いんじゃないの!と言いたいですね。

もっともっと褒める箇所は一杯あったのですが、「こんな駄文を読んでる時間が勿体ない!とりあえず急いで見に行った方が良いですよ!」というのが結論です。

スクリーン数が少ないのが本当に勿体ない作品です。

原題:Slumdog Millionaire
監督:ダニー・ボイル
原作:ビカス・スワラップ
脚本:サイモン・ボーフォイ
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
音楽:A・R・ラフマーン
編集:クリス・ディケンズ
上映時間:120分
出演:デーヴ・パテル、フリーダ・ピント、マドゥル・ミッタル、アニル・カプール、イルファン・カーン
公式HP:http://slumdog.gyao.jp/

スラムドッグ$ミリオネアぼくと1ルピーの神様
スラムドッグ$ミリオネア (ダニー・ボイル監督) [DVD]



関連記事:
「ぼくと1ルピーの神様」 スラムドッグ$ミリオネア原作本感想
「スラムドッグ・ミリオネア」が全米批評家協会賞で最優秀作品賞受賞+予告篇
映画「グラン・トリノ」感想
映画の感想カテゴリの他の記事

にほんブログ村 映画ブログへ
映画の感想 | Comments(6) | Trackback(4)
Comment
もう1位と2位が決まりましたか(・0・。)
それだけ面白いなら借りなきゃ!!
うちは、いつもDVDなんですよね(;´▽`lllA``
>ママ美 さん
はい!決まっちゃいましたv-411
両方とも4月劇場公開なので、DVDになるのは秋~冬でしょう。
すこし先ですが、とっても良い作品なので是非どうぞ~。
TBありがとうございました。
TB有難うございました。
予告編から、なぜ教育をまともに受けていない
主人公がクイズの難題をことごとく正解していくのか
興味があり楽しめました。
過酷な運命、そして一途な愛。
そんな映画でしたね。

今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
>シムウナさん
本当に良い映画でした。
見てニコニコしながら劇場を後に出来る映画は良いですね~。
はじめまして♪
わたしもこの映画、大好きです!
実は先に原作を読んでいて、そっちはあまり楽しめなかったので、正直大きな期待はしていなかったのですが・・・
lifeonmarsさんのおっしゃるとおり、編集が巧みでしたね。スピード感あふれる物語に一気にのめりこんでしまいました。
ではでは。
>IHURU さん
いらっしゃいませ
疾走感にあふれたスタイリッシュな映像と、爽やかなストーリーで後味がすっきり良い映画ですよね!最後にぴょんぴょん跳ねる幼いラティカとジャマールが愛おしいです。
私は原作も結構好きですよ~。

管理者のみに表示
Trackback
『28日後...』のダイー・ボイル監督がインドを舞台にスラム育ちの青年の 波瀾万丈の生い立ちをクイズ番組を通じて描く。 アカデミー賞で最多8部門で受賞する快挙を成し遂げたヒューマンドラマ。日本でも放映されたクイズ$ミリオネア。インドの国民的番組である同番組に ..
今年度のアカデミー、作品賞を受賞した作品です。 作品賞になった映画は常にチェックしなくてはと、 使命感に駆られて劇場に足を運びました。
「スラムドッグ$ミリオネア」★★★★★満点! デーブ・パテル、マドゥール・ミタル 、フリーダ・ピント 主演 ダニー・ボイル監督 「インドのスラムで育った青年が TVのクイズショウで難問を次々と 正解していく、 今年のアカデミー賞8冠の栄誉に負けない ...
疾走感にあふれた、いかした1本でした!(>▽<)/    2008年:イギリス 監督:ダニー・ボイル 出演:デーヴ・パテル、アニル・カプー...

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。