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2008/11/20

Twilight 愛した人はヴァンパイア」感想(映画「トワイライト~初恋~」原作)

トワイライト〈1〉愛した人はヴァンパイア (トワイライト (1))トワイライト〈1〉愛した人はヴァンパイア (トワイライト (1))
(2005/08)
ステファニー メイヤー


「雨と霧の街フォークスに転校してきたイザベラは、異彩を放つひとりのクラスメートに惹かれていく。だがその美しいゴールドの瞳には、恐ろしい秘密が隠されていたのだった…。」というヴァンパイアの少年と人間の女の子の「ラブ&ブラッド!ヴァンパイア・ロマンス」です。

本作は少女の夢・願望・異性へのあこがれと性への畏れを書いたまさしく「少女マンガ」な作品でした。
ヒロインは真面目だけど目立たない人付き合いの下手な女の子。古くは「チッチとサリー(小さな恋のものがたり)」や乙女チックロマンの系譜を引き継ぐ王道の設定です。
相手役はこれまた少女マンガの典型的相手役像、ギリシャ彫刻のように完璧な外見をもち、金持ちでスポーツ万能で何でも上手にできるスーパーマンのようなヴァンパイアの男の子。しかし彼は絶世の美女や色っぽいウェイトレスに目もくれず、転校してきたヒロインだけを一途に愛します。
捕食者と被食者の関係であるバンパイアと人間の恋愛なのであらしのよるにのガブとメイのように困難はあるのですが、それも彼が一人で勝手に思い悩んだすえ乗り越えるので、ヒロインはただ待ってるだけの棚ぼたで恋愛モードに突入します。

それまで全然男の子と付き合った事もなく人付き合いも苦手なヒロインですが、男の子がべた惚れで彼女を丸ごと受け入れなので何の諍いも誤解もなく一気に仲が深まっていきます。
で、キスしたり色々あるわけですが、そこはヴァンパイアなのでこのまま欲望に身をゆだねるとヒロインを吸血鬼にしてしまう、だから軽いキス以上は進まないわけです。

「友達より早くエッチをしたいけどキスから先に進めない」
・・・To be, or not to be: that is the question.まさに青春ですね。でも主にストップをかけてるのは優しい彼氏の方です。
「憶病すぎるの」
・・・自分から誘っておいてそ~ですか・・・。いつか彼氏がGet thee to a nunnery!って言えばいいのにと、自分勝手なヒロインにむかついたので、古い歌を歌ってしまいました。

この恐ろしいほどのヒロインに都合のいい話はまだまだ続きます。
まぁ色々あって彼女の為を思って彼は去ってしまいます。ロミオとジュリエットですね。
そうすると今度は年下だけど体格がよくてカワイイ男の子が一心に彼女を愛します。(忘れてましたが転校前は全然モテなかったヒロインは、転校後は恐ろしい程モテモテです。)

この辺も今はモテなくて人付き合い下手だけど、ある日突然素敵な彼が現れて色々困難があるけど二人の愛でハッピーになれる!という少女マンガのセオリーどおりに話は進み、読者の願望をすべて満たして行きます。

これが、少女マンガなら素直に面白いストーリーだと思うのですが、小説で読むと少女達の願望がストレートすぎて恥ずかしくてたまらなくなりました。
少女の妄想を満足させる少女向けポルノ(ただしプラトニック)って感じです。

主人公ベラの一人称で物語は進みますが、気分がコロコロ変るわりに心境の変化について書き込みが足らないのでベラに感情移入できませんし、相手役の描写もゴージャスでギリシャ彫刻みたいとかモデルみたいという浅薄な描写しかなく、登場人物が薄っぺらで人間的魅力が感じられません。
もう少し人物描写が的確で心理を書き込んであったらなぁと残念でした。また純愛・運命の愛・プラトニックという作品のコンセプトなのに、ヒロインは男の間を自覚もなくフラフラし、友達を適当にあしらう計算高くて同性から見てもかなり「嫌な女」です。

ただ一つ面白かったのは、ヒロインが週末のダンスパーティ参加を避けようとし、卒業時のプロムに行くのを嫌がってる点です。アメリカの青春映画ではイケテない男の子達が相手がいなくてウジウジしてる描写をよく見るのですが、チアガールみたいな上位ヒエラルキーに属さない所謂イケテナイ女の子も心の中では嫌がってるのですね。プロムの無い国に生まれて良かったとしみじみ思います。

現在11冊まで出てるうち6冊まで読みましたが私には向かない作風でした。ティーンや感性の柔軟な人には軽く読めて良いのかもしれませんが、ヴァンパイア物が好きな人や一定年齢以上には物足りない作品です。(追記:なんだかんだ文句言いながらも結局11巻まで読んでしまいました。ストーリーはマンガみたいで続きが気になるんですよね。)

1冊目では相手の正体は分ってないのに、副題で盛大にネタバレするのも良くないと思います。

おすすめ度☆☆☆☆

トワイライト〈1〉愛した人はヴァンパイア (トワイライト (1))
ステファニー・メイヤー 著 小原 亜美 訳 ヴィレッジブックス 版
ページ 270P 1,000円 ISBN 978-4-86332-463-3

トワイライト 2 血は哀しみの味
トワイライト 3 闇の吸血鬼一族
トワイライト 4 牙は甘くささやく
トワイライト 5 狼の月
トワイライト 6 嘆きの堕天使
トワイライト 7 赤い刻印
トワイライト 8 冷たいキスをあたしに
トワイライト 9 黄昏は魔物の時間
トワイライト 10 ヴァンパイアの花嫁
トワイライト 11 夜明けの守護神
トワイライト 12 不滅の子
トワイライト 13 永遠に抱かれて
文庫版:
トワイライト 上 (ヴィレッジブックス F メ 1-1)
トワイライト 下 (ヴィレッジブックス F メ 1-2)
『トワイライト 1 愛した人はヴァンパイア』『トワイライト 2 血は哀しみの味』『トワイライト 3 闇の吸血鬼一族』を上下巻にまとめなおしたもの

18歳のカメラマンが撮ったポスターは雰囲気があって素敵です。また映画の予告篇は良い出来なので映画は期待できそうです。三作シリーズの1本目となる本作は原作1~3巻の内容みたいですね。
全米公開は2008年11月21日、日本公開は2009年4月9日予定です。公式サイト(英語)




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映画の原作本 | Comments(3) | Trackback(2)
Comment
映画みましたがわたしにはさっぱりわからない映画でした。
つまらなかったです。
No title
映画見てないですが、私にはエドワード役の男優が美形には見えませんでした・・・。 そもそも現在のハリウッドに「美形」なんて生息しているのでしょうか?
>alyssumさん
> 映画見てないですが、私にはエドワード役の男優が美形には見えませんでした・・・。

欧米での人気も、美形というより役柄の良さに雰囲気が嵌ってたからでしょうね。公開前のプロモーションも凄く頑張ってたし、最初に出たポスターも写真が良かったですしね。

> そもそも現在のハリウッドに「美形」なんて生息しているのでしょうか?

「美形」はいます!!でも今は「美形」なだけじゃ俳優の仕事はないので、あまり目立ってないだけです。
まぁ顔だけ良い大根より、雰囲気ハンサムで演技力あるほうが、監督も使いやすいでしょうね。

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